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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000241-kyodo-bus_all
【ダボス(スイス東部)25日共同】国際労働機関(ILO)は25日までに世界の雇用に関する年次報告をまとめ、「世界の失業者の約半数は15歳から24歳の若年層である」と指摘、こうした傾向に警鐘を鳴らした。若年層は全労働人口の約4分の1を占めるが、職を失う可能性は中高年層に比べて3倍以上も高いという。
報告によると、2005年末の世界の失業者数は約1億9180万人で、前年より約220万人増加、過去最高の水準となった。失業率は6・3%で前年と変わらなかった。
報告は、05年の世界経済が順調な伸びを示したにもかかわらず、途上国の雇用は拡大しておらず、大地震などの天災や原油価格の高騰が貧しい労働者層を直撃したと分析。28億人を超える世界の労働人口のうち、家族を養うのに最低限必要な1日2ドル(約230円)すら稼げない人々が依然14億人もいると指摘した。
(共同通信) - 1月25日22時33分更新