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(回答先: 引用元のurl 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 1 月 25 日 20:02:02)
歴史は繰り返す
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今、日本を始め世界中で目の色を変えて<投機>に邁進している個人が多くいます。株ならどれが儲かる、不動産ならどれが儲かる、と。
このような個人は、自分ではこのように思っています。
『自分だけが利益を取ることが出来る。そして永遠に株・不動産で資産を増やし続けることが出来る』と。
浅はかな夢だとは誰も想いません。
そして、一度でも勝てば(利益をあげれば)、後は次の銘柄、次の物件・・となって、もう中毒のようになって買いあさります。
そして資金を膨らませて借金をして取引に入り、最後の最後まで買い捲ります。
結果、目が曇り、相場の転換期になりましてもリスクは見えず、下落が絶好の買い場と映り、更に買い増しを続けるのです。すでに相場が終わっているにもかかわらず・・・。
人間はいったんイージーマネーに手を染めてしまうと、もはや抜け出すことが出来なくなります。
心理学者の中にはこのように言う人もいます。
『投機・ギャンブルという魔物で手を汚せば、一生抜け出せなくなる麻薬のようなものであり、最後は身の破滅を招く』と。
ここでは<投資>と<投機>を区別しているわけですが、今の個人は、殆どが<投機>に手を染めています。上がるものなら何でも良いのです。実態がなくても上がればそれで良いのです。
まさにパチンコ・競馬をする感覚で何百万円、何千万円を投入しているのです。
順調なうちは結構利益は上がります。ところがそのような順調なときは永遠には続きません。必ずどこかで転換点が出てくるのです。
それが見えないのです。
今、不動産バブルがはじけてきていますが、殆どの個人は『まだ上がる、下がるはずがないではないか』と嘯いていますが、実際には売ろうとしましてもすでに売れない状態に陥りつつあります。
以下の広告4-1をご覧ください。
<広告4-1>
これは米国の日本人相手に配られています無料新聞に掲載されました広告ですが、≪頭金0%、支払いは5年間は利息のみで家・コンドミニアムが買えますよ≫、というものですが、5,000万円の物件でも頭金なしで購入が出来るのです。仲介・登記費用だけを用意すれば良いわけであり、しかもこの仲介・登記費用も貸しますよとなっているのです。
結果、通常なら買えない高額の物件までも個人が買い、そしてここで更に悪魔のささやきが待っています。
『同じようにもう一軒買えますよ。如何ですか?貸せばよい収入が得られますよ。』と。
『例え、貸さなくても半年もすれば10%も上がっているのですから手数料を引いてもネットで5%、即ち250万円は儲かりますよ』と。
『何?元金なしで250万円も儲かるのか?やろうじゃないか!』と。借金が1億円にまで膨らんでいることなど頭にはありません・・・。
そして、売ろうとしたとき、誰も買い手がいないことに気付きましても遅いのです。結果、家も家庭も全てを失って消えていくことになります・・・。
株も同様です。
100万円で取引を始めて10万円儲けたとなると、このように考えます。
『100万円を頭金にして3倍の300万円で相場を張れば例え10%上昇でも30万円の儲けになる。元本が100万円だから30%にもなる!ぜひやろう!』と。『まてよ、カードのキャッシングを使えば50万円更に借りれる・・・2社で100万円〜』
結果、元本100万円に100万円のキャッシングで現金を200万円用意し、これで3倍の600万円の相場を張れる。これで10%上がっても60万円の利益になる・・・リスクを何も考えない投機になっていることも知らずに・・・。
結果、10%の損(60万円)を2回出せば損害額は120万円となり、損失を3回出せば損害額は180万円にも達します。手持ちの資金は100万円で、カードで借りた100万円に対する利息は年間20万円。
返済は100万円+20万円の合計120万円行うことになっているにも拘らず手元に残ったのは・・・。たったの20万円です。
『こんなはずはない。もう一回勝負しよう!』と残った20万円で60万円株を買うことに・・・。
結果10%の損を出せば更に6万円を失い、20%の損を出せば12万円を失い、手数料を引けば、もはや殆ど資金がなくなります。
返済しなくてはいけない借金は120万円。100万円の元本を失った上に更に120万円の借金が残るという悲惨な状況に陥ります。
このような状況などありえないといわれる方もいるかも知れませんが、相場が転換点を迎えた今、徐々にこのような現象が起こりつつあるのです。
日経平均連動銘柄兼売買高が稼げる銘柄として、実態のない会社の株を猛烈に買い上げていますが、一旦下落に入れば、どこまで下落するか誰も分かりません。
5%下がって妥当なのか、10%?30%?50%?100%?その時、その時が妥当な数字であって、妥当な株価などないのです。
あっという間に10%下がって、あっという間に30%下がる。そして10%上がる。単なる数字の遊びです。それで良いのかもしれませんが、バブルが崩壊した後のことをこれらの人は皆忘れています・・・。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_060115_1.html