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(回答先: アメリカ発の世界不況が起きる 田中宇の国際ニュース解説 2006年1月25日 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 1 月 25 日 19:56:38)
米企業年金、進む財政悪化――保証公社、パンク寸前、税金投入可能性も。
一九七四年に設立されたPBGCは、二〇〇二年以降、財政が急速に悪化している。特に〇三年に鉄鋼のベスレヘム・スチールとナショナル・スチール、航空のUSエアウェイズの年金債務を引き継いだことで、悪化に拍車がかかった。
昨年九月末時点の債務超過額は二百三十三億ドルと、一年前の二倍。債務総額の六割しか資産を持たない状態だ。PBGCの収入源は加入企業からの保険料と資産運用で賄う。ハイテクなど成長企業は401kを選択しており、加入企業減少という構造問題も深刻だ。
このままだとPBGCは一八年にもすべての資産を食いつぶし、破綻するとの見方がある。PBGCの損失を最終的に埋めるのは税金。ジャン・シャコウスキー下院議員は「PBGCへの債務押しつけが横行すれば、いずれ納税者が負担を強いられる」と警戒する。
PBGCへの年金移管で、受給者も影響を受ける。ユナイテッドの場合、PBGCの保証額は六十六億ドルにとどまっており、三十二億ドル分受取額が減る計算だ。
(ニューヨーク
=藤田和明)