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ライブドアグループ株下げ底なし、命綱もはや無価値---時価総額さらに800億円目減り
ライブドアの“商品”そのものだった株価。24日も下げ止まらない
堀江貴文容疑者(33)ら経営陣が逮捕されたことを受け、監理ポストに割り当てられたライブドアと関連会社のライブドアマーケティング(いずれも東証マザーズ)。逮捕から一夜明けた24日もストップ安で引けた。株価に発行済み株式総数をかけ合わせた時価総額の拡大に妄執した同グループだが、“商品”そのものだった株価は急落するばかりだ。一方、残る上場グループ企業の大半がストップ高となった。
ライブドアはこの日、前日比80円ストップ安の176円、ライブドアマーケティングも同400円ストップ安の2250円と、6営業日連続のストップ安となった。
ただ、強制捜査後、10万株程度で推移していた買い注文は一時、1400万株台に達した。株価下落で利益を上げる好機ととらえたデイトレーダーが買いを入れたとみられ、ライブドア株はマネーゲームの様相もみせている。
一方、ライブドアオート(東証2部)は50円高の157円、ダイナシティ(ジャスダック)は1990円高の2万1580円、メディアエクスチェンジ(マザーズ)も2万円高の14万3000円、ターボリナックス(ヘラクレス)3万円高の22万9000円とストップ高で引けた。セシール(東証1部)も50円高の891円で取引を終えた。
グループの上場企業7社の時価総額の合計は、東京地検特捜部が強制捜査に入る直前の16日終値ベースで約1兆230億円あったが、23日終値の段階では約3971億円に。
24日の取引を終えた段階では、さらに800億近く目減りし、とうとう捜査直前の3分の1の水準になってしまった。
10年前の設立以降、次々と企業を買収したライブドアグループ。関連企業約50社を抱えるまでに規模を拡大したが、これといった主力商品はなく、強いて言えば、時価総額を膨らませる“株価”そのものが売り物だった。
昨年2月8日、「ニッポン放送株を35%取得」と発表した後、それまで450円を境にもみ合っていたライブドア株は翌9日、一時、483円まで買い進まれた。
しかし、米リーマン・ブラザース証券から“軍資金”として調達した800億円が、転換社債型新株予約権付き社債(MSCB)だったことから株価は下落した。
両社が契約したMSCBの場合、リーマンは、常に市場価格よりも10%安い価格でライブドア株を手に入れることができ、株価が下がれば下がるほど多くの株を取得することが可能だった。リーマンが株式に転換し、大量に市場に売り出せば、ライブドア株の株価下落を招きかねないことを嫌気して、ジリ安傾向をたどり、約2カ月後の3月31日には一時、307円まで下落した。
「株価が命」だったライブドアの株価は今回、底なし沼にはまり込んだように下がり続けている。同社は瀕死の瀬戸際から抜け出すことができるのだろうか…。
【ライブドアグループ7社の株価推移】
16日 23日 下げ幅
ライブドア 696円 256円 ▼440円
ライブドアマーケティング 6150円 2650円 ▼3500円
ライブドアオート 373円 107円 ▼266円
セシール 1200円 841円 ▼359円
メディアエクスチェンジ 31万3000円 12万3000円 ▼19万円
ダイナシティ 4万1000円 1万9590円 ▼2万1410円
ターボリナックス 42万9000円 19万9000円 ▼23万円
ZAKZAK 2006/01/24