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フォードが3万人規模削減、生産拠点14か所閉鎖へ
【ニューヨーク=北山文裕】米自動車2位フォード・モーターは23日、2012年までに7工場を含む北米の生産拠点14か所を閉鎖し、2万5000〜3万人規模の人員削減を軸とするリストラ策を発表した。
米国での新車販売の不振が続くフォードは、コスト削減による北米自動車事業の再建を目指す。米自動車大手では、最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が昨年11月に12拠点の閉鎖と3万人の人員削減を表明しており、米2大メーカーの規模縮小が加速する。
閉鎖対象は、アトランタ(ジョージア州)など7つの組立工場を含む。この結果、完成車の生産能力を現在比で26%削減することになる。2010年までに少なくとも60億ドルのコスト削減を目指す。
フォードが同日発表した2005年10〜12月期決算は、売上高が前年同期比5・9%増の475億6100万ドル、純利益は同19・2%増の1億2400万ドルで、増収増益は維持した。2005年通期(1〜12月)決算は、売上高が前年比3・8%増の1781億100万ドル、純利益は同42・7%減の19億9800万ドルと大幅減益となった。
特に、主力の北米自動車事業は2005年通期で16億ドルの赤字(税引き前ベース)と前年の15億ドルの黒字から赤字に転落した。主力の大型SUV(スポーツ用多目的車)など大型車の販売不振が収益を直撃している。
(読売新聞) - 1月24日1時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000219-yom-bus_all