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(回答先: 【国際金融動物、メジャー、OPECの密約とヒューマノイド劇場】 原油高の原因は政治的緊張=サウジ石油相 (ロイター) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 23 日 20:37:59)
NY連銀ガイトナー総裁:米赤字縮小で景気鈍化、金融市場かく乱も (ブルームバーグ)
2006年1月23日(月)19時59分
1月23日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀のティモシー・ガイト
ナー総裁は23日、ロンドンで講演し、巨額の米経常赤字は持続不可能で、同赤
字縮小過程で世界経済の成長ペースが鈍化し、金融市場の安定が脅かされる可
能性があるとの認識を示した。
米国の経常赤字は昨年7−9月期に1958億ドル(約22兆3800億円)と、
国内総生産(GDP)の6.2%に匹敵する規模となった。同年1−3月期の同
比率は前代未聞の6.5%まで達している。
講演テキストによると、ガイトナー総裁は、「いずれ、何らかの事態が発
生せざるを得ない」とし、「世界は今後かなり長い期間にわたり、相対価格に大
きな変化が起きるリスクや資産価格の変動拡大、さらに米国を含む全世界で成長
が鈍化する時代を迎えていくことになるだろう」と述べた。
ガイトナー総裁はその上で、米財政赤字が貿易不均衡の背景のひとつとも
指摘し、現政権に対し、今年は4000億ドルを上回る可能性のある同赤字を黒字
に転換させるよう求めた。同総裁は、「将来のショックに対応するため、米国
は構造的な財政均衡にかなりの衝撃緩和能力をつける必要がある」と述べた。
連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持つガイトナー総裁だが、
政策金利の見通しについては、発言しなかった。
中国に人民元の柔軟性強化求める
ガイトナー総裁はさらに、米経常赤字の不均衡はこれまで「比較的簡単に
ファイナンス」されてきており、投資家もそれほど懸念していないようだが、
同赤字が拡大するにつれ、「最終的な調整が必要となり、この過程に伴うリス
クは大きくなっている」とも述べた。
また、同総裁は、米貿易赤字が縮小しながらも世界経済が引き続き強く推
移するには、中国などの国々が通貨制度をより柔軟にする必要があるとも指摘。
さらに、各国政府には景気強化を促すとともに、米政権に対しては不均衡問題
を関税や貿易障壁などを通じて是正することのないよう求めた。
一部エコノミストらは、世界中で貯蓄が拡大し、国境を越えた資金移動が
容易になり、また中国などは対ドルでの自国通貨安定に向けて米国債を購入する
必要があることを理由に、米貿易赤字はもはや米国にとっての脅威ではないと主
張している。ただ、ガイトナー総裁はこの見方に反論した。
同総裁は、「こうした議論は、不均衡が持続不可能でどこかの時点で巻き
戻しが必要になるという一般的な結論を変えることにはならない」と語った。
原題:Fed's Geithner Says U.S. Trade Gap Narrowing Poses 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
Risks(抜粋) {NXTW NSN ITJHB3076GHT
ジュネーブ 蒲原桂子 Keiko Kambara
kkambara@bloomberg.net Editor:Okochi
記事に関する記者への問い合わせ先:
Simon Kennedy in Paris at skennedy4@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=23bloomberg12acHU21VAhDp4&qt=