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(回答先: 日本株(終了):全面安、原油急騰で電機中心に下げ―信用需給に不安 (ブルームバーグ) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 23 日 17:31:23)
今年のダボス会議、ドルが議論の焦点にも−05年のドル安予想は外れ (ブルームバーグ)
2006年1月23日(月)12時55分
1月23日(ブルームバーグ):2005年の世界経済フォーラム年次総会(ダ
ボス会議)でマイクロソフトのビル・ゲイツ会長は「ドルは下落する」との予
想を示した。投資家のジョージ・ソロス氏とウォーレン・バフェット氏も同年
のドル下落を予想した。彼らの予想は外れた。
ドイツ銀行のエコノミストらは、ドル安予想が外れたのは経済大国として
の中国の台頭を考慮していなかったからだと指摘する。同社エコノミストや米
ハーバード大学のリチャード・クーパー経済学教授は、05年のドル上昇は、過
去最高水準の米経常赤字は必ずしもドル安につながらないとの説を裏付けたと
主張する。同説が正しければ、今年のドル安を予想する投資家は、さらに損失
が拡大することになる。
クーパー教授は「経常赤字は維持可能だし、グローバル化の自然な結果に
すぎない」として、「ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)の面では、
ドルが堅調を維持できない理由はない」と述べた。
グローバル化の外為市場への影響は、ゲイツ会長やソロス氏、クーパー教
授など世界の経営者や当局者、投資家、エコノミスト2500人が集まる今週のダ
ボス会議で、主要な話題となりそうだ。
05年のドル上昇は、大規模な経常赤字を長期にわたって維持することは不
可能だとの伝統的な理論に反する。しかし、ドイツ銀のグローバルストラテジ
スト、ピーター・ガーバー氏(ニューヨーク在勤)は議論の発端となったリポ
ートで、「世界経済の複雑さ」を理由に米経常赤字は依然として維持可能だと
指摘。同氏は同僚とともに執筆したリポートで、中国の台頭により「ブレトン
ウッズII」とでも呼ぶべき通貨新体制が生まれていると主張している。
リポートによると、新たな体制は輸出主導の成長を支えるためドルを買い
米国債に投資する中国の政策が中心となっている。中国の米国債買いは米金利
を低く抑え、消費と輸入を促し、貿易赤字を拡大させる。このような関係はさ
らに10年は続き、米経常赤字を支え続ける公算があるとガーバー氏は結論付け
ている。
一方、ヌリエル・ルービニ・ニューヨーク大学教授は、このような議論は
単純化され過ぎているとして、アジア諸国がより柔軟な為替制度へと移行する
につれてこの関係は崩れるだろうと予想する。
ダボス会議に出席する当局者の中では、ガイトナー・ニューヨーク連銀総
裁やトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が米経常赤字への懸念を表明してい
る。エコノミストにも伝統的な経常赤字維持不可能説を支持する向きが多く、
05年のドル強気派だったバークレイズ・キャピタルとモルガン・スタンレーは
ドル売りを進める方向に転じた。ソロス氏とバフェット氏も今月、米経済につ
いての不吉な見通しを示す発言をしており、ドルに対する弱気を維持する公算
が大きい。
ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ・コロンビア大学教
授は「問題は、昨年表明された懸念の一部が今年、現実になるかどうかだ」と
して、「不安を抱く理由は十分にある」と述べた。
原題:Buffett, Gates, Soros Losses May Aim Davos Spotlight on Dollar(抜 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
粋) {NXTW NSN ITIVPA0UQVI9
東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kobari
記事に関する記者への問い合わせ先:
Simon Kennedy in Paris at skennedy4@bloomberg.net
John Fraher in Frankfurt at jfraher@bloomberg.net.
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