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□<ライブドア>買収の出版社、事実上の債務超過 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000008-mai-soci
<ライブドア>買収の出版社、事実上の債務超過
ライブドア(東京都港区)の関連会社が04年10月、情報誌出版会社を買収すると虚偽公表し、新株2億8000万円分と出版社株を等価交換した際、出版社は事実上の債務超過だったことが、関係者の話で分かった。新株はその後の分割で価格が高騰し、約8億円で売却された。堀江貴文社長(33)らが、買収しやすい債務超過の会社を「舞台装置」に選び、後にグループ株を売り抜けて巨額の資金を生み出した実態が明らかになった。
出版社は買収公表時、既にライブドアが支配する投資組合が買収済みで、堀江社長らには証券取引法違反(偽計)の疑いが持たれている。
関係者によると、ライブドアの関連会社「ライブドアマーケティング」(LDM、当時バリュークリックジャパン)は04年10月、情報誌出版の「マネーライフ社」を株式交換で買収すると公表。しかし、実際には4カ月前の同年6月、マネーライフは、ライブドアが実質支配する「VLMA2号投資事業組合」により買収済みだった。
同組合による買収時、マネーライフは約3000万円の債務超過状態だったが、同組合は4200万円で現金買収し、見かけ上債務超過を解消。そのうえで、4カ月後にLDMがマネーライフの買収を虚偽公表し、LDMは16万株(公表時は100分割前で1600株)を新たに発行してマネーライフ株と交換した。このLDM株の市場価格は当時約2億8000万円で、実質ほとんど価値がないマネーライフ株に比べると破格だった。ライブドア関係者は「事業内容は考慮せず、すぐに買収できそうな赤字企業を選んだ」と話している。
その後、LDM株は100分割を公表して高騰し、同組合は海外ファンドに約8億円で売却。スイスの銀行などを通じて約6億6000万円がライブドアに還流したことが既に判明している。
東京地検特捜部は、債務超過状態のマネーライフをLDMの新株の受け皿にすることで、巨額の資金を生み出した「錬金術」だったとみて、一連のシステムを発案したとされるライブドアの宮内亮治・財務担当取締役(38)は事実関係を認めたうえで、違法性の認識を否定しているという。堀江社長からも近く聴取する方針だ。
(毎日新聞) - 1月23日9時8分更新