★阿修羅♪ > 国家破産44 > 571.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
TOP 【世に倦む日日】 http://critic2.exblog.jp/
那覇カプセルホテル殺人事件 − 野口英昭殺害の目的と手口
http://critic2.exblog.jp/2545979#2545979_1
マスコミは野口英昭の死を自殺として既成事実化するのに懸命だが、ネットの中ではそれに承服できない者の声が上がり続けている。昨日、増上寺で通夜が行われた報道があり、その記事の中で野口英昭が家族に自殺をほのめかす言動があった事実が紹介されていた。この話はこれまで出ていなかった。記事は共同通信社配信のものだが、記者が家族に直接取材して得た情報かどうか疑わしい。プレス対応を仕切っている澤田秀雄が流したものではないか。もし本当に家族の口から出た言葉だとするならば、恐らく家族は澤田秀雄か角田幸治に脅されているか、カネを積まれて沈黙させられているか、あるいはその両方だろう。何度も繰り返すが、38歳の健康で裕福な男がそれほど簡単に自殺するはずがない。この自殺には動機がない。38歳といえば、男の人生ではいちばん楽しいときだ。薬物の助けを借りずにその方面で一晩中堪能できる体力がある。ゴルフで一日ラウンドしても足腰に疲れを感じず、練習してドライバの飛距離を伸ばすことができる。
仕事もいちばん楽しい頃だ。テレビに何度も映る自宅は目黒区内の車庫付き一戸建で、同世代の普通の年収のサラリーマンが簡単に購入できる物件ではない。二人の子供もいる。自殺するなら何かを言い残して死ぬだろう。仮に裁判になっても、野口英昭の罪状は単に証取法違反の幇助であって主犯ではなく、求刑対象に名前が含まれても百万円程度の罰金で済むはずだ。捜査に協力して検察の心証をよくすれば責任はさらに軽減され、起訴を猶予された可能性すらある。命と引き換えにしなければならない重い罪や責任をを背負っていたわけではない。自殺しなければならない理由がないのだ。これは他殺である。殺人の目的は二つある。その第一は、今度の事件の責任を全て野口英昭に押し着せることにある。昨夜の報道で、早速、野口英昭が今回の買収スキームの考案者であったという疑惑が報じられてる。報じたのは共同通信で、記事には「関係者の話で分かった」とある。こう証言した「関係者」こそが野口英昭を殺害した真犯人であろう。
殺害の目的の第二は、事情聴取される関係者に検察に真実を喋るなという脅迫である。関係者全員を脅迫するために見せしめで殺したのだ。真実を検察に漏らした者には闇の世界の暴力で復讐をするぞという恐怖の脅しである。野口英昭は関係者の沈黙強制のために生贄として選ばれたのである。私は前の記事の中で、航空券購入のルートを洗ってくれと警察に要請したが、他にも調べて欲しいものは沢山ある。その一つは野口英昭の携帯電話で、どのような通信記録が残っているのか調べていただきたい。もし仮に那覇のカプセルホテルで誰かとコンタクトする予定になっていたのなら、その件で会話が残っているはずだ。ホテルの指定や、コンタクトの時間の指定等々。野口英昭がチェックインしている部屋の所在を犯人が知るためには、犯人は必ず誰かから部屋の番号を聞かなければならない。直接か、第三者の口を通じてか、部屋番号を確認してドアをノックしたはずだ。そして野口英昭はその男を部屋の中に迎え入れ、直後に刺殺されたに違いない。
部屋の中に争った様子がないと沖縄警察は言っているが、それは野口英昭が男を信用していたからである。刺客を、自分の逃亡潜伏を手引きする援助者だと確信していたためである。一撃で腹を刺されて声を出す余力もなかったのだ。男が懐から旅券と現金を出す素振りをして、そのまま包丁を急所に突き立てたのである。一瞬の出来事だっただろう。そしてその後で、首の左右と両手首を切り刻んで失血死させたのだ。プロの仕事である。部屋には争った様子がなかったと警察は言っているが、争う余裕を与えなかったのである。野口英昭は目の前の男を完全に信用して疑っていなかったから、だから争った痕跡がないのだ。また狭いカプセルホテルの個室には争って逃げたり身をかわす空間的余裕がない。狭い狭い密室であり、そこを計算した上で犯人は殺す場所をカプセルホテルの個室に選んでいたのだろう。返り血を浴びてはいるが、吹き取るタオルや着替えをバッグに用意していれば問題ないし、カプセルホテルの浴場を使って体を洗うことができる。
カプセルホテルを殺害現場に選んだ理由は、客もフロントも互いに無関心であることが大きかったのではないか。顔を覚えられる危険性が少ない。犯人は問題の「異常を報せるブザー」を押した後で、フロントを通ってカプセルホテルを出たはずだ。が、接客に無関心なカプセルホテル側は、どういう客がいたのか記憶していないだろう。犯人は予めホテルに潜伏し、携帯電話で(直接か間接か)野口英昭と連絡を取って部屋番号を聞き出し、そこで一瞬で仕事を果たした。警察は携帯電話の通信記録を洗うべきである。そして凶器の包丁の出所を洗うべきだ。事件前にカプセルホテルに入った全ての利用客を特定して事情聴取すべきだ。また、家宅捜索があった後で野口英昭と接触した全ての人間の接触の内容について洗い出すべきである。特に捜索翌日の1/17(火)に何があったのか。野口英昭に那覇行きを示唆した人間が、携帯電話の通信記録に証拠が残らないようにそれをしたとしたなら、方法としては具体的に接触してフェーストゥフェースで示唆したはずだ。
ということは、仮にこれが殺人事件であれば、犯人は間違いなく身内(ライブドア事件関係者)の中にいる。今回、特に気になっているのは角田幸治の経歴で、彼は山一證券を辞めたあと、どこの外資系証券会社に務めていたのか。JMAMのページには外資系証券会社の名前が書かれていない。書かれてないのは、それが今度の事件と何らか関係しているのではないかと考えるのは穿った見方すぎるだろうか。
http://critic2.exblog.jp/2545979#2545979_1