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□フジ・日枝会長とテレ東・菅谷社長がホリエモンを痛烈批判 [サンケイスポーツ]
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200601/gt2006012001.html
フジ・日枝会長とテレ東・菅谷社長がホリエモンを痛烈批判
フジテレビの日枝久会長(68)は19日、都内で行われた定例記者会見で、証券取引法違反容疑で家宅捜索を受けたライブドアの堀江貴文社長(33)を厳しく批判した。両社はニッポン放送株をめぐり、昨年2月から約70日間の争奪戦を繰り広げた因縁の仲。日枝会長は「今回の事件で経済的、社会的に重大な影響を与えた。深刻に反省すべき」と猛省を促した。また、テレビ東京の菅谷定彦社長(67)も「ルール違反をしたのなら弾劾されるべき」と痛烈な言葉を浴びせた。
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「放送と通信の連携が大きなテーマで言われる時、放送界として見過ごすことができない。捜査が入ったばかりで、結論を述べるわけにはいかないが、事実だとすれば、由々しき問題だと思う」
日枝会長はこの日、会長を務める民放連の年始の会長会見に出席。ライブドアが強制捜査を受けた感想を聞かれ、「一般論として」と前置きし、こう言った。
さらに、堀江社長個人について、「いっとき、社会一般が時代の寵児と評したきらいがあったが、今回の事件で東京証券取引所の全面停止など異常な事態を引き起こし、経済的、社会的に重大な影響を与えた。当事者は深刻に反省しなければならないのではないか」。落ち着いた口調ながら言葉は厳しかった。
昨年2月、両社はフジサンケイグループの中核企業であるニッポン放送の経営権をめぐり激突した。当時、ライブドアは掟破りの時間外取引でニッポン放送株を大量取得。フジ側はそのやり方を批判してきたが、この日も日枝会長からは、当時の憤懣(ふんまん)やる方ない思いを象徴するような発言が。「資本主義の健全な発展のためにはルールを守ることが重要。自由な経済活動においても、法令の順守は当然で、それ以前に倫理、道徳観をもって行動することが大事だ」。“仇敵”への非難は続いた。
フジとライブドアの株争奪戦は、4月に資本・業務提携を結ぶことで和解。フジはライブドア株の12.75%を保有する第2位の大株主となった。その後、業務検討委員会によって「ライブドアの無線LANや電子マネーをフジが使い宣伝に利用する」「ミュージカル『グランドホテル』の共催」などが決まったが、実の伴う業務提携は皆無に等しい。
9カ月前の和解会見でのこわばった顔が印象的だった日枝会長。ライブドアへのわだかまりは今も消えていない。堀江社長に無理やり?握らされた手をふりほどくときが来たのか。
★山田常務がライブドア非常勤取締役辞任
ライブドアは19日、業務提携などを推進するためフジテレビから社外取締役として迎えていた山田良明常務の辞任届を受理したと発表した。山田氏は同日付で取締役を辞任した。在任わずか26日間だった。
フジの日枝会長によると、山田氏から「こんな状況では業務をまっとうできない」と辞任の申し出があり、この日夜にライブドア側に通告したという。
山田氏の辞任は今回の事件を受け、株主代表訴訟に巻き込まれるリスクを回避するための措置とみられる。捜査によっては業務提携の解消や、来年9月まで手放せない契約を結んでいるライブドア株を「同社の違法性が高い場合は契約解除が可能」とみて放出し一切の関係を絶つ可能性も出てきた。山田氏は昨年4月の両社の和解を受け、同12月25日にライブドアの社外取締役に就任した。
★テレ東、ライブドアデパートとの提携解消
テレビ東京の菅谷定彦社長(67)は、東京・内幸町の日本プレスセンターで定例会見を行い、ライブドアを痛烈に批判する一方、同局の人気旅番組「いい旅・夢気分」(水曜後8・0)で紹介する各地方の特産品をネットショッピングサイト「ライブドアデパート」で販売していた提携関係を17日付けで解消した、と発表した。
菅谷社長は同社に対し「地検が入った以上すべてが明らかになるだろうが、ルール違反をしたのなら弾劾されるべき」とバッサリ。さらに、昨年8月に同社の堀江貴文社長が個人的に運用している「ホリエモン情熱ファンド」を通して同局の株を1%取得した際、実際は「1%」だったのを「5%弱」と報道されたことについても言及。「ライブドア側が間違った情報を流さなければありえない話。平然とそんなことをやっている会社なのかと不信感を持った」と、同社株を急騰させることが目的と思われる“風説の流布”ではないかとの疑義を呈し、怒りを露にした。
一方、同社の株主である堀江社長を今月4日放送の同番組や他の番組に数回出演させていたことに関して、「買収を恐れたテレ東が堀江社長を懐柔しようとしたためでは」との噂が飛んでいるが、「そのときは地検の対象ではなかったし、どんな株主でも出演を制限するわけにはいかないから仕方ない」と釈明した。