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□側近を一斉聴取!堀江社長の関与追及へ…ライブドア事件 [サンケイスポーツ]
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側近を一斉聴取!堀江社長の関与追及へ…ライブドア事件
側近を一斉聴取!! ライブドアグループの証券取引法違反事件で東京地検特捜部は20日、ライブ本体の宮内亮治(38)、熊谷史人(28)両取締役ら3人から任意で事情聴取したもようだ。宮内氏はライブで堀江貴文社長(33)に次ぐナンバー2の存在で、企業買収事業を仕切ってきた。熊谷氏も堀江社長の側近中の側近。特捜部の捜査は“本丸”ホリエモンの包囲網をジリジリと狭めている。
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最高財務責任者(CFO)の宮内氏はグループのM&A(企業合併・買収)戦略を統括し、今回の一連の不正経理を主導していたとみられる。実質ナンバー2で、堀江社長の女房役とも評され、グループのすべてを知り尽くしている。
税理士で、堀江社長に請われてオン・ザ・エッヂ(ライブドアの前身)に入社。平成11年に取締役となり、グループ内での信望は厚いという。
熊谷氏は20代にして取締役に抜擢(ばってき)された最年少役員。未来証券勤務を経て14年にライブドア入り、16年12月に取締役に。昨年のニッポン放送乗っ取り騒動では、記者会見に同席して実務面の説明をするなど陣頭指揮を執ったとされる。「投資関係を中心に金融知識が豊富」(ライブ関係者)と、社内で高い評価を受けていた。
この宮内−熊谷ラインが一体的に財務を取り仕切っていたとみられ、特捜部は証券取引法上の粉飾決算や偽計取引の疑いについて経緯をただすとみられる。
調べでは、ライブ関連の「バリュークリックジャパン」(現ライブドアマーケティング)が16年10月に出版社マネーライフ買収を発表したが、マネー社は既にライブ関連の投資事業組合が100%株主となっていた。これを隠して新たに子会社化するように装う偽計取引とされる。バリュー社は同11月、売り上げや利益を水増しした決算短信を発表した疑いもある。
ライブ本体は16年9月期決算で、実質傘下の消費者金融「ロイヤル信販」(現ライブドアクレジット)などとの架空取引で利益が上がったように偽装するなどし、10億円の赤字を14億円の黒字に粉飾した疑いがある。
特捜部は肝心の堀江社長の関与について、両取締役らを追及していく。株式市場が混乱していること、元側近でエイチ・エス証券副社長の野口英昭さんが自殺とみられる死を遂げたことなどから捜査を急いでいるとみられ、堀江社長本人から任意の事情聴取に踏み切る日も近くなってきた。
強制捜査直後の会見以降、公の場に姿をみせない“本丸”。果たしてどんな心境でその日を待っているのか…。
★監査会計士は系列代表…粉飾決算関連の調査受ける
東京地検特捜部の家宅捜索を受けた港陽監査法人(横浜市)所属でライブドアの決算監査も担当した公認会計士が、ライブ関連のコンサルタント会社代表取締役になっていることが20日わかった。
港陽監査法人は前身のオン・ザ・エッヂ時代の上場やその後の決算を担当。ライブは16年9月期の単独決算で粉飾の疑いが浮上しており、特捜部は関連を捜査。同監査法人は「現時点で話すことはない」としている。
関係者の話などでは港陽監査法人は10年に設立され、16年7月に現名称になった。12年に手がけたオン・ザ・エッヂ上場は、同監査法人による初の株式公開で、現在もライブ本体のほか、ライブドアマーケティングやライブドア証券などのグループ企業の監査を担当。
ライブ関連のコンサルタント会社「ゼネラル・コンサルティング・ファーム」(横浜市)の代表取締役を務める会計士は、港陽監査法人に所属した15年12月、ライブ(当時エッジ)の同年9月期決算を担当し「財務諸表は適正」としていた。コンサルタント会社はライブの宮内亮治取締役(38)も代表取締役を務めている。