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(回答先: GEの減益、 原油高騰や米企業業績の先行き不透明感 ＮＹ株、２１３ドル下落 ２年１０カ月ぶりの下げ幅 【共同通信】 投稿者 hou 日時 2006 年 1 月 21 日 09:57:08)
「為替」 地政学的リスク＆米株安でドル軟調114.96円、原油高騰68.80ドルまで／ニューヨーク外国為替市場概況
「地政学的リスク＆米株安でドル軟調114.96円、原油高騰68.80ドルまで」ニューヨ
ーク概況 2006年1月21日（土曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:39JST 「地政学的リスク＆米株安でドル軟調114.96円、原油高騰68.80ドルまで」
*:JST 「地政学的リスク＆米株安でドル軟調114.96円、原油高騰68.80ドルまで」
【ロンドン市場概況】
20日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは、スウェーデン中銀の利上げを受
けて対スウェーデンクローナでユーロ売りが出たことなどから1.2083ドルから
1.2040ドルまで下落後、イランが海外口座からの資産移転を開始したとの報道をき
っかけにドル売りが強まったことで1.2091ドルまで上昇したが、ユーロ・ポンドの
売りで1.2064ドルまで反落した。ドル・スイスは1.2849フランから1.2888フランま
で上昇後1.2825フランまで下落、ドル・円は115円16銭から115円44銭で、ユーロ・
円は139円02銭から139円35銭で取引された。
ポンド・ドルは、1.7572ドルから1.7537ドルまで下落後、イギリスの12月小売売
上高が予想を上回る伸びになったこともあり、1.7598ドルまで上昇。その後、ユー
ロ・ポンドの利食いとみられるユーロ売り・ポンド買いが強まったことで、1.7620
レベルまで上昇した。ユーロ・ポンドは0.6878レベルから0.6853レベルまで下落し
た。
【経済指標】
英・12月の小売売上高：前月比+0.4％、前年比+4.0％（前年比は2004年11月以来の
高い水準、予想+0.4％、+3.7％、11月+0.9％、+2.4％）
スウェーデン中銀：政策金利を0.25％ポイント引き上げ1.75％に
【要人発言】
スウェーデン中銀
「以前からの見通し通りインフレ率が上昇すると予想される」
「新たな情報は国内外の経済成長が予想をやや上回っていることを示している」
IMFチーフエコノミスト（グラハム・ラジャン氏）
「2006年の世界経済は回復へ、ECBは利上げには慎重に」
農水省
「米国からの輸入牛肉に危険部位混入を確認」
小泉首相
「米国産牛肉の輸入を全面停止」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：115円28銭、ユーロ・ドル：1.2074ドル、ユーロ・円：139円17銭、ポン
ド・ドル：1.7610ドル、ドル・スイス：1.2854フラン
【ニューヨーク市場概況】
20日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はイランの資産移転観測を受けた地政
学的リスクの高まりで一旦114円96銭まで下落した後、ミシガン消費者物価指数が景
況感の改善を示したことから115円52銭まで反発した。原油高騰や企業業績への不安
によって米株式市場が大幅下落したことから対欧州通貨でのドル売りが強まり115円
30銭前後まで軟化して引けた。
ユーロ・ドルは堅調な米景気指数の発表で弱含んだが、米株式市場の下げ幅拡大を
受けて買いが強まり1.2067ドルから1.2142ドルまで上昇し、ほぼ高値で引けた。ユ
ーロ・円は原油価格の高騰を受けて139円02銭から139円96銭まで上昇した。ポン
ド・ドルは1.7602ドルから1.7724ドルまで上昇した。ドル・スイスは地政学的リス
クを受けた質への逃避の流れが続き1.2857フランから1.2756フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場はイランの核開発問題の進展やナイジェリア情勢の緊迫化に伴う供給不安
が相場を押し上げ、重要な価格節目68ドルを突破して約4ヵ月半ぶりの高値水準まで
上昇した。OPEC内2位の産油国であるイランの核問題をめぐっては、シリア大統領が
核開発の支持を表明したほか、イランは制裁が科された場合に対抗措置として原油
輸出の減少させることを示唆する発言を行なっている。また、世界8位の産油国であ
るナイジェリアでは、武装勢力の拡大を受けて石油労働者が職場放棄の可能性を示
すなど、中東情勢の悪化によって供給懸念が強まっている。
NYMEX原油先物価格（2月限）は昨年9/1以来の高値68.80ドルまで上昇後も高止ま
り、68.35ドル（前日比2.2％高）で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率
は+6.9％となった。
【通貨オプション】
ドル・円スポット市場はイランが欧州の口座から資産移転をしている事を当局者が
確認した事から地政学的リスクが強まりドル売りが先行するが、強いミシガン大消
費者信頼感指数を受け下げ止まり、結局レンジ内での取引に終始している。この動
きを受けてオプション市場では変動率が低下、1ヶ月物は8.850％から8.750％、3ヶ
月物は8.775％から8.765％、6ヶ月物は8.625％から8.525％へそれぞれ低下した。
113円50銭-116円のレンジ相場との観測からリスクリバーサルは様子見気配が強く25
デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.700％、3ヶ月物は+0.800％、6ヶ月物は
+0.875％でそれぞれ昨日と同水準での取引継続している。
【株式市場】
NY株式相場は大幅下落。ダウ採用銘柄に冴えない決算が相次いだほか、原油価格が
68ドル台へと上昇したことが嫌気され、特に引けにかけて急落する展開となった。
セクター別では、エネルギーを除いて全面安となっており、半導体・半導体製造装
置やテクノロジー・ハード機器の下落が目立った。モトローラ（MOT）は決算時に期
待されていた業績の上方修正が行われなかったことが投資家の落胆を誘い7.6％安。
またグーグル（GOOG）は司法省に求められた個人情報などを含む内部データベース
情報の提出を拒否する意向を表明したことで上場来の下落幅を記録した。ダウ構成
銘柄では、GE（GE）やシティグループ（C）が相次いで予想を下回る決算を発表した
ことで売られた。結局ダウは213.32ドル安の10667.39、ナスダックは54.11ポイント
安の2247.70で取引を終了した。ダウは2003年3月以来の下落幅となり、年初来の上
昇を全て打ち消す結果となった。
【経済指標】
米・1月のミシガン大学消費者信頼感指数：93.4（予想92.5、12月91.5）
【要人発言】
ラッカー・リッチモンド連銀総裁（投票権有）
「エネルギー価格リスクが消滅したとするのは時期尚早」
「米経済予想は良好。雇用は堅調に拡大しており、個人消費、企業消費は強い。」
「少なくとも後一回の利上げを予想」
「コアインフレには依然上方リスクがある」
「“慎重な”の文言の維持は経済指標次第」
スノー米財務長官
「中国は人民元改革を確約した」
「人民元は十分な柔軟性を欠いている」
トリシェECB総裁
「金融政策だけでは経済成長の促進に十分でない」
「ECBはユーロ圏の不動産市場に注視、警戒必要」
「中銀は財政安定を助長すべき」
ノワイエ・フランス中銀総裁
「政策金利は原油価格リスクからすると価格安定には低すぎる」
「価格安定維持するため我々は必要であるべきことは全て行う」
「ユーロ圏の経済成長予想は本年ほぼ2％」
「金利は歴史的低い水準」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 115.31 115.52 114.96 115.30
ユーロ・ドル 1.2080 1.2142 1.2040 1.2135
ユーロ・円 139.18 139.96 139.02 139.91
ドル・スイス 1.2865 1.2888 1.2756 1.2764
ポンド・ドル 1.7560 1.7724 1.7536 1.7708
株式市場：
NYダウ 10880.71 10880.71 10661.15 10667.39
ナスダック 2300.51 2300.73 2245.20 2247.70
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.547 4.522
米国債10年物 4.373 4.349
先物市場：
NY金先物 559.5 568.5 552.7 554.0
NY原油先物 67.25 68.80 67.20 68.35
シカゴ日経平均先物 15700 15710 15230 15255
（フィスコ） - 1月21日7時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060121-00000001-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。