| ★阿修羅♪ > 国家破産44 > 506.html ★阿修羅♪ |
|
| Tweet |
東証全面高！！４日ぶり反発もライブドア株下げ止まらず【サンスポ】
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200601/sha2006012003.html
東証の株価が取引開始早々、反発。株価ボードに流れていた映像は皮肉にもライブドアの堀江貴文社長＝１９日午前９時すぎ、東京・丸の内（撮影・飯田英男）
ライブドアショックで激震に見舞われていた東京株式市場の日経平均株価（２２５種）が１９日、４営業日ぶりに反発した。ほぼ全面高の展開で、終値は前日比３５５円１０銭高の１万５６９６円２８銭。３日間で１０００円以上値下がりしたことへの反動などが原因とみられる。しかし、ライブドアの株式は下落が止まらず、グループ７社の時価総額は事件発覚前より約４０００億円もが失われた、市場の行方は予断を許さない状況だ。
◇
大化けだった。
東京株式市場は取引開始直後から買いが優勢。安心感が広がって幅広い銘柄に押し目買いが入り、ほぼ全面高の展開になった。午後に入ると上げ幅は一時、４００円に迫る勢い。前日比３５５円１０銭高の１万５６９６円２８銭で取引を終えた。
４営業日ぶりの反発。ライブドア強制捜査などを嫌気して平均株価がここ３日間で１０００円以上も値下がりしたことへの反動や、狼狽（ろうばい）売りが一巡したことが要因とみられる。
ライブドアと同じＩＴ関連企業のソフトバンクなどが、ストップ高まで買われたことも活況を呼んだもよう。大手証券は「過熱感が後退し値ごろ感が出てきた。国内のファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）も良好で買いが入っている」と説明する。
全銘柄の値動きを示す東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も前日比４５・６２ポイント高の１６２０・２９と、５営業日ぶりに反発。出来高は約２４億６４００万件だった。新興企業向けの市場である東京証券取引所マザーズやジャスダック市場も急反発した。
東証は前日、注文、約定件数が急増し、システムの限界に近づいたとして、取引時間を２０分残して売買停止。この日も約定件数が４００万件（注文件数なら８５０万件）を超えると、１８日に続き午後の取引を停止する可能性があるとしていた。
このため、株式売却の機会が失われるとの懸念から市場が再び冷え込むとの予測もあったが、フタを開けてみれば…。
注目は、これでライブドアショックを脱け出せるか。エコノミストの紺谷典子氏は「はらみ相場。（３日間で１０００円以上）下がった分を取り戻したわけではなく、大きな流れは変わっていない」と楽観的見方を否定する。
「日本の経済実態は良くなっておらず（前週までは）イケイケの状況の中でミニバブル状態だった。将来に向けた力強い動きもなく、金利はゼロ。年明け早々から（株価高騰による）“高所恐怖症”があったんです」
「心配」といえば、東証も同じ。この日、最終的に約定件数が３９０万２０００件にふくらみ、取引停止ライン目前に迫る綱渡りの市場運営を強いられた。午後３時の終了間際まで取引継続を決められない異常事態となっており、当分、不安定な運営となりそうだ。
★ライブドア株下げ止まらずグループ時価総額４０００億円減
１９日の東京株式市場で、ライブドアの株式は大量の売りが止まらず、値幅制限の下限であるストップ安水準で比例配分されて取引を終了。ライブドアマーケティングなどグループ各社も売り注文が膨らんだ。取引終了時点のグループ７社の時価総額（株価に株数を乗じたもの）は単純合計で約６１００億円と、前日より約１１００億円減少。事件発覚前の１６日の取引終了時点と比べ４割にあたる約４０００億円が失われた。
ライブドア本体の粉飾決算疑惑で上場廃止の恐れが出てきたことから、個人投資家に不安が広がり駆け込み的な売りが膨らんだ。同社が公表した社内調査結果も信頼回復にはつながっていないもようだ。
またマネックス証券に続き、中堅証券の岩井証券（大阪市）も、ライブドア株の信用取引での担保評価を今月２３日からゼロにすることを１９日、決定。今後売り注文が加速する恐れもある。
東証マザーズ市場のライブドア株は、取引終了時点で買い注文が約１９万株に対し、売り注文は約２億９０００万株に膨らみ、ストップ安となる前日比８０円安の４１６円で比例配分された。
グループ企業ではライブドアマーケティング、メディアエクスチェンジがストップ安で、ターボリナックス、ライブドアオート、ダイナシティも株価が下落。セシールは前日比横ばいの８００円だった。
ライブドアと関連会社の株価、損失時価総額
社 名 １９日終値 前日比 損失時価総額 合計損失額
（１７日） （１８日） （１９日）
ライブドア ４１６ ▼８０ １０４８億 １０４８億 ８３９億 ２９３５億
ライブドアマーケティング ３６５０ ▼５００ ７９億 ７９億 ３９億 １９７億
ライブドアオート １６４ ▼４９ １８８億 １８８億 １１５億 ４９１億
セシール ８００ ±０ ８０億 ８０億 ０ １６０億
ダイナシティ ２万８６００ ▼４０００ ４３億 ３９億 ３９億 １２１億
ターボリナックス ２７万９０００ ▼５万００００ ４３億 ４３億 ４３億 １２９億
メディアエクスチェンジ １８万３０００ ▼４万００００ − ３７億 ３７億 ７４億
★システム増強へ…東証西室社長
東京証券取引所の西室泰三社長（７０）は１９日、自民党の財務金融部会・金融調査会合同会議に出席し、１８日の売買全面停止に関連して、１日に処理できる約定件数を現在の４５０万件から今月３０日に５００万件とした上で、将来は８００万件程度にシステムを増強する方針を明らかにした。
東証は年内をめどに、１日の注文の処理能力を現在の９００万件から１４００万件に引き上げる予定。売買が成立した約定件数を注文件数の５割とする設計から、６割程度に増やす考えだ。
東証の売買停止について、会議では「日本の証券市場の信頼を失墜させた」「ライブドアショックというよりも、東証ショックだ」などと厳しい意見が続出した。与謝野馨金融担当相（６７）は「取引ができない取引所はその存在価値すら疑われる」と指摘。安倍晋三官房長官（５１）も東証に対し「しっかりと国際的な信用を確保してもらいたい」と求めた。
★ベンチャー企業支援税制を検討…谷垣財務相
谷垣禎一財務相は１９日午前、経済同友会の北城恪太郎代表幹事らと都内で意見交換。北城氏がライブドアの粉飾決算疑惑によって、他のベンチャー企業にも不信感が広がることに懸念を表明し、財務相はベンチャー企業への投資を促す「エンゼル税制」の拡充に向け、議論を進める意向を示した。北城氏は「日本は、新たな事業に投資する人が失敗した場合の痛みを和らげる税制が少ない」と指摘した。
【ワヤクチャ】大損した個人投資家が大勢いるだろう。それがどのぐらいの人数で損害がどのぐらいかを知りたいものだ。株式売買の危険性が露呈した。売り注文の規制をする法律が必要ではないか？自由は危険を伴うという事だ。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。