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□<ライブドア>本体から子会社へ 虚偽公表の舞台転換 [毎日新聞]
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<ライブドア>本体から子会社へ 虚偽公表の舞台転換 (毎日新聞)
ライブドア(東京都港区)グループの証券取引法違反事件で、同社は04年秋、企業買収の偽装でより多くの利益を得るため、虚偽公表の舞台をライブドア本体から子会社に移していたことが分かった。グループ元幹部は東京地検特捜部の調べに対し「株式総数が少ない子会社の方が株価のつり上げが容易で、一度に巨額の利益を得られる」と説明しているという。堀江貴文社長(33)らが、市場への背信行為を次第にエスカレートさせていった実態が浮かんだ。
虚偽公表はライブドア本体が先行。04年8、9月に、既に買収済みだった消費者金融「ロイヤル信販」(現ライブドアクレジット、港区)と結婚仲介サイト運営「キューズ・ネット」(港区)の2社を「買収した」と公表したことが、既に判明している。
関係者によると、キューズ社買収の公表後、堀江社長の側近で財務担当の宮内亮治取締役(38)は、子会社への舞台変更を決定。同10月、岡本文人取締役(38)の社長就任が内定していた子会社の「バリュークリックジャパン」(港区、現・ライブドアマーケティング)の協力を得て、実行に移した。こうした経緯は、堀江社長も承認していたという。
当時、ライブドアの株式発行総数は約6062万7000株。虚偽公表直前の取引日(04年8月27日)に530円だった株価(終値ベース)は、1回目の虚偽公表日(同8月30日)に527円に下落、さらに2回目(同9月3日)に504円に下落した。
一方、バリュークリックジャパンの発行株式総数は約3万2000株と本体の約1900分の1しかなく、虚偽公表直前の取引日(同10月22日)に1780円だった株価は、公表日(同10月25日)に10円上昇し、株式を100分割した翌日の同12月1日に1万450円に跳ね上がった。
3件の買収では、いずれも新株を発行した後、海外のファンドなどに売却。複雑な経路をたどった後、ライブドア本体に計約55億円が還流していたことが分かっている。前身の「エッジ」が03年に実施した2件の買収と合わせると、総額約95億円が還流していた。
[毎日新聞1月21日]