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「新会社法と三角合併解禁」
アルバース証券の営業員blogより
http://albaace.ameblo.jp/
(単なる証券営業の独り言でしょうが、結構当たっていると思われます)
ライブドアショックやヒューザー小島社長喚問での安倍官房長官秘書の名前が出
てきたりと、我々の想定外の事件が今週たて続けに起きている。また19日読売朝
刊での元ライブドア関連会社社長、現在HS証券副社長の沖縄での不可解な事件に
ついての掲載記事。何かが起きて、何かが失われる。まさか、日本のエスタブリ
ュメント対改革勢力の代理戦争?、あるいは事件のIT企業の後ろに黒い組織があ
って新興上場企業との結びつきに検察が楔を打とうとしているのだろうか。新興
マーケットの上場会社の企業舎弟化が日本主要企業の外人持ち株比率25%強に
なっていること以上に広がっている事実・・・
40万部のベストセラーになっている数学者・藤原正彦『国家の品格』(新潮社)
にもあるが、資本市場における品格を問われる事象が相次いでいると。マネー
ゲーム・チキンレースのようなM&A、伝統企業対新興企業の買収合戦はその一例
である。伝統企業の旧態依然とした企業統治コーポレートガバナンスを逆手に取
り、単純な資本の論理、弱肉強食の市場主義を訴える新興勢力(ヒルズ族など)
の主張にどこか違和感を覚える。戦後の豊かなる結果平等を目指した日本的社会
主義はある意味見事に成功したが、いざ成長が止まると市場のゆがみのツケが社
会の急速な低下となって現れた。そうした中での新興勢力の主張は新鮮さを感じ
させたが、これを契機に巻き起こった薄っぺらな市場資本主義論争にまゆをひそ
める識者は決して少なくないと思う。品格に欠けるのである。(・・・本文よ
り)
今回のライブドア事件が同じような再生ファンドやM&Aによって急成長したグ
ループ、IT企業までに司法の網をかけるのかはまだ不明であるが、可能性は高い
と思われる。新会社法の施行が4月1日に迫り、三角合併解禁(施行は2007年)に
よって外国企業が日本に子会社を作り、自社の株を子会社に移しその株を対価に
日本企業と合併するという三角合併ができるようになる。その法律改正による外
資系のM&Aの実行のために日本国内に黒い企業集団による安直なM&Aマネーゲーム
は邪魔の筈である、消えてもらうという真意なのかも。