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http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/ae4cf02ae32202c92262203c5b624ad5 から転載。
ついに死人が出てしまいました・・・
子会社、エイチ・エス証券、野口福社長、沖縄で死体で発見であります。ライブドア社の調達資金がアブナイところから来ている話はここでも随分書いてきましたが、このエイチ・エスはまさにその窓口でして、恐らくライブドア株を担保に資金を引っ張っていたら、こんなことになってしまい、どうしてくれるんだ・・・という危ない展開になったことは想像に難くありません。
一方、ライブドアに関する特捜のアプローチもまあ、わかっていたことではあるのですが、鮮明になりつつあります。テレビなどの解説があまりにひどいので改めてまとめて見ましょう。
ライブドアの罪状
1.粉飾
そもそも特捜部は子会社を入り口にした訳ですが、本体の粉飾に関しては少なくとも我々マーケット関係者の間では常識となったおり、どれを取り上げるのかよりどりみどり、といった所でしょう。
親子会社間の利益、売り上げの付け替えは日常化していたのでこれを取り上げるのは簡単でしょうし、特にひどかったのは株式交換で企業を買収して子会社化した後、その企業にライブドアの株(当然業績を粉飾しているのでこの時点でかなり株価が上がっている訳ですね)を売却させて、その売却益を利益として付け替えてくる手法。
自社株はそもそも資本なので、これを売っていくら儲かっても利益に計上してはいかん訳ですが、これを平気でやっていたんですね。裏話ですが、堀江さんは利益を過小申告して税金を払わないのはまずいが、利益を無理にだして税金を払っているのだから絶対に大丈夫、と豪語していました。国税の立場からはあたってますが、だからといって粉飾をやっていいことにはならんだろ・・・・と当時の私の日記に書いてありました。
2.インサイダー
これは結構単純。株式分割する前に「これから分割しますからもうかりまっせ・・・」といっていろいろな人から少しずつ集めてくる手法。実際に堀江に会ってライブドア株を買った(当然堀江名義ものもを譲ってもらっている)という人たちが結構まわりにいます。瞬間的に資金が足りない時(ヨットが欲しい、とかヘリコプターが欲しいとか言う時だったようです)にそうやって資金調達をしていた模様。これを立証するのはいとも簡単でしょう。
3.横領
2.で集めたお金は元来会社のお金ですので個人的に流用してはいけません。でもきっとしてたでしょうね。会社からもらっている給料は年間2500万だったそうなのであとは全て交際費なんでしょうか。一晩で100万の交際費も結構なものがありますが、これも押収した書類で明らかになるでしょう。
ライブドアの今後
上場廃止はまあ、視野に入ったでしょう。昨日も書きましたように理論的には突然紙切れ、という訳ではないのですが、上場廃止となれば取引がほぼ不可能、特に1000万円未満の個人の株は相手にもされないでしょう。そうなればゼロ、と等しい代物になりますので、昨日お伝えしたマネックス証券の判断はその意味で正しいと思います。
ライブドアには結構価値のある子会社もあるし、ポータルに進出したい人も結構いるので必ず買い手が現れます、とテレビで解説してるおっさんが多数いましたが、甘いです。実際にM&Aをやったことがないので仕方ないですが、ばかも休み休み言って欲しい。
皆様ご自分が買い手だとしたらどうしますか?
上場廃止でどうせ紙切れになる可能性が高い訳ですよ。しかも個人株主が全体の6−7割もいると言われ、10億株まで希薄化してしまっているものをどうやって買い集めるのですか?? プレミアムを付けて5億株買い集めたらとんでもないコストがかかりますでしょ?10株とかの単位を集めるのですからこれはとんでもなく気が遠くなる作業です。となると・・・・
簡単ですね。潰れるのを待って、欲しいとこだけ買い叩けばよろしい。
従って潰れるまでだれも買い手は出てきません。みーんな潰れるのを待ってる訳ですね。ある程度主要株主が固まっていれば救済もありえたのでしょうが、自分でやった希薄化が自分の首を絞めてしまったというのが結末です。なんか童話にこんなのがありましたよね・・・
個人投資家の今後
あまり、いいことはありません。希薄化のリスクを認識していなかった事が全てです。そもそもフジテレビ事件の時に株主利益の毀損、という事で訴え得るのに、株主がばらけすぎていて、集め切れないので訴えられませんねー、とここで書いたのですが、これまでは分割してすぐ値上がりするし、また更に分割して株数が増えるという分割のいわば「光」の部分だけをエンジョイしてきた訳です。
一方、今回は「影」の部分、つまりばらけすぎていて集めるのが容易ではないため、また、一株あたりの価値が希薄化しすぎていてだれも買いたがらないという局面に直面した訳で、残念ながらこの種の株式につきものの「想定内」という事になります。このまま売り気配で100円までいくでしょう。上場廃止になった段階で残念ながら紙切れです。ホリエモンの署名がついた株券がお宝ですが、10億株ありますからあんまり価値ないですね。
所謂株式分割銘柄のリスクを勉強したと思えばまあ、安いものだと笑ってごまかしましょう(笑)
東京証券取引所
今回のイチオシ極悪「越後屋、おぬしもわるよの〜〜」
は、なんといってもここです。
ここは今回罪が重い。
まず、勝手に売買停止にして取引所のボトムラインである流動性の供給をギブアップした。だって、よく考えてみてくださいよ。いつ閉まるかわかりませんからね〜、処理能力超えたらしめちゃいますからね〜、って宣言している取引所って一体なんなんですか??
満員だからここまでね〜、もう乗れないよからね〜といってる新幹線とか、レースが始まったとたん、はい中止!! といっている競馬のようなモンでこれは話しにならんです。問題外!!
さらに元をたどれば、ライブドアは東証マザース上場であり、東証の上場基準の甘さもかねがね指摘されて来たところ。こんな所上場させていいのか、という所がライブドアの後ろにまだまだくっついてきて上場しています。
奥田さんが経団連への加入認可は早かった・・・といち早く反省の弁を発表したのに東証は上場基準に関してまったくコメントしていない。これでは責任逃れといわれても仕方ないでしょう。一日も早く上場基準の見直しに着手すべし、であります。
マーケット全体への影響
担保騒ぎ+取引停止騒ぎで売り一色になってしまいましたが、元来225などのブルーチップなどとは区別されるべき問題。マザースはともかくも、一部、二部は早々に落ち着くのではないかと思われます。但し、この東証リスクはちょっと計りかねるのです。今は一応ショートカバーで上がってるのですがその後は・・・・という感じでまだ自信が持てないといったところ。
外人から見れば、こんないつ閉まるかわからない、新興市場みたいなマーケットにそんな金置いて置けるのかよ、という話に早晩なるに違いない、と実は考えています。更に東証が売買停止になった場合、株式投信の解約の受付も受けない、という話まであります。投信の解約もできない!? ってな話になると、株ってやつは売りたいときに売れない・・・という話になりませんか?
いいのかなー、そんなんで。とてもG7先進国の資本市場を取り仕切っているというプライドも、気概も何も見えない所が情けない限り、であります。
思えばこのブログはホリエモンにはじまり、ホリエモンに終わる、という一年だった訳で、お世話になったのか、なんなのか、感慨深いものがあるのは確かですね。
人生いろいろ・・・・であります。