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(回答先: 【偽装構造主義と国家社会主義経済】 中国中銀、不正行為排除の推進に乗り出す−「マルクス主義」採用 (ブルームバーグ) 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 18 日 14:42:49)
PJオピニオン
メディアは冷静さを失っているか?
【PJニュース 01月18日】− ライブドアへの強制捜索の報道では、捜索着手の以前に一部のテレビ局と新聞社が、「家宅捜索をした」と報じてしまう勇み足があった。17日は、阪神淡路大震災から11年が経過した日だったが、ライブドアへの強制捜査やヒューザー小嶋社長の証人喚問、宮崎勤の最高裁判決と、三つの大きな報道が重なる結果にもなった。
なにゆえこの三つが重なるのか、裏で何かの糸が引かれるきな臭さを感じたのは私だけだろうか。結果、阪神淡路大震災に関することや、宮崎勤の最高裁判決の報道は、一部のメディアによって簡略化された。代わりにライブドアや小嶋証人と、国会の茶番劇が躍り出た。
少し前の話しになるが、昨年の4月に尼崎JR脱線事故が起きた時、どのテレビチャンネルを開いても、事故の状況をフルタイムで放映し、事故原因がはっきりしない状況でも、多種多様な専門家たちを画面の向こう側に座らせ、様々な見解を引き出していた。すべてが推測内での話しだから仕方がないのかもしれないが、人によって見解の食い違いも大きかった。だからと言って、見る側が適当に判断すれば良いのだと言うのであれば、あまりにも無責任であろう。本当のことを知るためには一歩引くことも必要な時があるはずだ。
当時、TBSテレビの「ブロードキャスター」番組内で、あるリポーターが、「ある列車事故の被害者のもとへ、JR西日本職員が御見舞い金を持参した。その時、見舞金を紅白の水引の袋に入れて来た。こんな最中に余りにも不謹慎、非常識だ」と、画面の中で叫んでいた。それを聞いた司会者もコメンテーターも一同に、そうだそうだという顔をしてコメントを繰り出していたが、その行為は作法として間違いではないという抗議が殺到し、訂正のコメントを出したことがあったはずだ。
正しいことが含まれていながら、行動や言動すべてを否定する報道が公共の電波で流されたらどうなるか。日々の報道も含め、一番冷静さを失っているのは、メディア自体ではないだろうか。【了】
パブリック・ジャーナリスト 瀬畑 真一【茨城県】
この記事に関するお問い合わせ先:public-journalism@livedoor.net
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