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(回答先: リスクを忘れた投資家は? 【 Nevada経済速報1月18日】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 18 日 14:07:34)
日本株は売りスパイラル、需給と米業績−3日で1000円超下げ(2) (ブルームバーグ)
2006年1月18日(水)12時24分
1月18日(ブルームバーグ):午前の東京株式相場は大幅続落。東証1
部の時価総額は、取引時間中としては約4週間ぶりに500兆円の大台を割り込
み、東証業種別33指数は医薬品を除く32業種が下げるほぼ全面安となった。
ライブドア事件をきっかけにした新興市場銘柄やIT関連株の急落が止まらな
いほか、一部ネット証券が信用取引の担保評価を厳格化するなどの動きもあり、
個人投資家の含み損拡大、売り圧力の増加に警戒感が強まった。
さらに前日の欧米株式相場が原油高などの影響で下落したほか、米国の通
常取引終了後に発表された半導体世界最大手、米インテルなど主要ハイテク企
業の決算が低調で、米国株の先安観や海外投資家からの日本株売りに懸念が浮
上したことも、売りが売りを呼ぶ流れを加速させた。
日経平均株価は先物急落にさや寄せする格好で下げ足を早め、裁定解消売
りなどを受けた現物指数も前日比で400円を超える下げを記録。3日続落の同
指数は、同期間に1000円超下げる急激な調整局面に入っている。
東証マザーズ銘柄のライブドア株式はこの日、粉飾決算に関する報道が複
数なされ、事実関係を確認するため、午前の取引は売買停止となった。こうし
た動きを警戒する動きは、新興市場、東証1部のIT(情報技術)関連銘柄に
売り圧力となった表われ、日経平均の下落寄与度上位にはソフトバンク、TD
K、ファナック、NTTデータなどが並んでいた。
午前の日経平均株価は前日比410円29銭(2.6%)安の1万5395円66銭。
TOPIXは同56.63ポイント(3.5%)安の1574.98。
東証1部の売買高は概算で16億1505万株。値下がり銘柄数は1581に達
し、値上がりした銘柄数はわずか70にとどまった。
豊証券の菊池由文取締役は「昨日のライブドア問題がきっかけで、買いも
ちの人の投げ売り、利益確定の売りなど、きょうの相場は個別材料と言うより
需給だけで変動している。相場の天井で売ってきているので、投資家に買える
ものはない。1万5100円割れまでは覚悟しておかなければならない」と述べて
いる。
半導体、薄型TV関連などが安い
米インテルの業績発表が市場予想を下回ったことを受け、東京エレクトロ
ン、アドバンテスト、信越化学、日東電工など半導体銘柄が売られている。日
立製作所、東芝、富士通、NECなど主力電機株も売りがかさんだ。また、シ
ャープ、松下電器産業、ソニーなど薄型テレビメーカーも安く、旭硝子、日本
板硝子など、テレビ資材の関連企業も軟調。
インテル、ヤフー決算後、GLOBEX大幅安
半導体メーカー最大手の米インテルの第4四半期決算が現地17日に明ら
かになり、前年同期比16%増益となった。デスクトップパソコン向け製品の価
格低下と販売減で、売上高は自社見通しを下回った。1−3月)の売上高は91
億−97億ドルの見通しで、最も弱気(95億ドル)のアナリスト予想を下回る
可能性がある。
インターネット検索エンジン大手の米ヤフーの第4四半期は、前年同期比
83%増益となったが、一部項目を除いたベースの1株利益は16セントと、ジ
ェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクアリ氏の予想17セントに届かず。
コンピューター・サービス最大手の米IBMの第4四半期は、業績不振の
パソコン(PC)事業を売却したのが奏功し、前年同期比で13%増益となった。
ただ、売上高(244億ドル)がアナリスト予想(平均値で255億ドル)を下回
った。
これを受け、時間外取引での3社の株価は軒並み下落。一時、インテルが
9.5%安、ヤフーが13%安、IBMが1.9%安となった。また、シカゴ24時間
電子取引システム(GLOBEX)でナスダック100指数先物は、基準価格比
25ポイント安と急落。
ジャスダック、マザーズも2日連続で大幅安
新興市場も大幅安。JASDAQインデックスは前日の下げ幅を上回る、
前日比12.17ポイント安(前日は同8.67ポイント安)という記録的な下げ幅
になった。イー・トレード証券、楽天など象徴的な銘柄に売りが殺到。
東証マザーズ指数も前日比278.07ポイント安(前日は同329.17ポイント
安)と、前日に続き3けた台の下げ幅となる大幅安となった。大阪証券取引所
のヘラクレス指数も前日に続き大幅安(前日比474.78ポイント安)となって
いる。
マネックス証券がライブドア関連銘柄の株券の掛け目をゼロに引き下げた
ことで信用取引を手掛ける投資家の売りを後押した可能性もあるようだ。
マネックス証はライブドア株の担保価値ゼロに
マネックス証券は17日、ライブドア、ライブドアマーケティング、ライ
ブドアオート、ターボリナックス、ダイナシティの5銘柄について当面の間、
信用取引における保証金代用有価証券の掛け目をゼロ%に引き下げることを顧
客に通知した。同証券コーポレートコミュニケーションズの上田美央氏がブル
ームバーグ・ニュースに明らかにした。与信の問題があると判断したことが理
由という。実施日は17日の引け後の評価からとしている。
ライブドアは一時、売買停止
ライブドアは粉飾決算の疑いがあるとの一部報道で午前の取引が停止され
たが「解明次第報告する」との同社コメントの発表を受け、東京証券取引所は
午前11時5分から取引を再開した。
現在はストップ安(制限値幅いっぱいの安値)売り気配で、値付かずの状
態。ライブドアマーケティング、ライブドアオート、セシールもストップ安
(制限値幅いっぱいの安値)で取引が成立していない。
記事についての記者への問い合わせ先:
東京 松井 博司 Hiroshi Matsui hmatsui@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=18bloomberg11a7bfmysOBoCw