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這い上がれない未来 Never-Climbing Society 光文社ペーパーバックス
藤井 厳喜 (著)
出版関係の方へ: 「なか見!検索」のご紹介
価格: ¥1,000 (税込)
エディション: 単行本(ソフトカバー)
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書籍データ
単行本(ソフトカバー): 300 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 光文社 ; ISBN: 4334933718 ; (2005/12/14)
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レビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
このままでは、あなたは這い上がれない!
■ 次の会話をしている母と娘のいる家庭は、どの階級に属するだろうか?
娘「ママ、私のヴィトンのバッグ見なかった?」
母「シャネルのなら、タンスの中にあったわよ」
娘「シャネルはこの前使ったわ。だから、今日はヴィトンのバッグにしたいの」
この家庭は下流 lower である。上流 upperなら、けっしてこんな会話はしない。なぜだかわかるだろうか? いまや、「下流社会」は日本だけでなく、世界規模で形成されている。そして、多くの人々が「下流転落」 sinking to the bottom に怯えている。
■本書は『新円切替』『「国家破産」以後の世界』に続く完結編であり、今後の日本社会の有り様が、格差のひらいた「新・階級社会」になることを示唆するものである。それはつまり、9割の人々が下流転落する「這い上がれない未来」 never-climbing society だ。しかし、このような社会を自分にとって好機と考えるか絶望ととるかはあなた次第だ。こうした社会でわれわれはどう生きていくべきなのか?
著者について
藤井厳喜[Gemki Fujii]
国際問題アナリスト。1952年、東京都生まれ。77年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同年から85年までアメリカ留学。クレアモント大学政治学部大学院(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年以来、近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」を発行。現在、株式会社「ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン」代表取締役、拓殖大学日本文化研究所客員教授、千葉商科大学非常勤講師、モンゴル国際経済商科大学客員教授、日米保守会議理事・事務局長。訳書に『ジョージ・ブッシュ私はアメリカを変える』(扶桑社)。著書に『劣化列島 日本』『「円」の消える日』(以上、廣済堂出版)、『「世界地図」の切り取り方』『新円切替』『「国家破産」以後の世界』(以上、光文社ペーパーバックス)などがある。
目次
Preface 本書を読む前に
はじめに……日本は詰んでいる Checkmate
Part 1 偽りの未来図 A Fake Future Map
Part 2 国家破産以後の世界 A Coming Society after the Default
Part 3 「格差社会」論議 Arguments about Gap-Widening society
Part 4 「階級」とは何か? What Is a Class?
Part 5 日本の階級社会 The Class Society in Japan
Part 6 アメリカの学歴社会 The American Academic Credentialism
Part 7 世界全部が学歴階級社会 Meritocracy All Over the World
Part 8 転落する人 しない人 Climbing or Sinking
Extra Part ある実業家の回想 Memoir of a Businessman
Postscript おわりに
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評価3 下流にならないために, 2006/01/08
レビュアー: fwje1906 (神奈川県横浜市) - 自分が書き込んだレビューをすべて見る
本書の要旨は、自らの借金によって国家破産し、さらにグローバル化の進展で、日本国民のほとんどを占めていた中流が下流へ没落するというものである。確かに大枠はそのとおりだと思うが、なす術が全くないというものでもないだろう。例えば、日本でもトヨタなどグローバルに展開している勝ち組企業や、IT、医療、バイオ系といった将来性のある分野を手がける企業は存在する。そこへリスクを取って投資していき、企業と共に利益を享受し、下流になるのを防ぐといったことだ。もちろんそういう投資には、ある程度のお金や知識が必要であるが。
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評価3 目をそらしたいけどそらせない, 2006/01/01
レビュアー: 赤々丸 (秋田県) - 自分が書き込んだレビューをすべて見る
世界のグローバル化により日本の中流の多くが下流に転落していくということ、それにより生じる階級社会が今の日本では親から子へと固定化する「暗い階級社会」になる可能性があるなど、の著者が示す未来像はあまりに悲惨で思わず目をそらしたくなります。また、文章の調子もかなり挑戦的な箇所があり、正直言って少し不快な感じがしたことは否めません。
しかしながら、一読して、現在の社会状況や類書の記載等からも考察すると、上記の未来像は決して絵空事ではなく、かなり実現性の高いものであることは認めざるを得ませんでした。
ただ、本書の中で著者は、下流に落ちないように、と繰り返し述べておりますが、だからどうする、というところが何だかぼやけてしまい、もう一つピンときませんでした。この点で本当は星4つとしたいところですが、3つにしました。
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評価4 強烈で、賛否は分かれる, 2005/12/25
レビュアー: ミトプー - 自分が書き込んだレビューをすべて見る
本書は、現在の日本に対する強烈な悲観論を提示している。
1つは、財政破綻や少子化による国民経済や国家システムのスパイラル。もう1つは、貧富の差の固定化と、差が拡大する一途になり、底辺層から這い上がることが限り無く困難になるという将来像。中流層の崩壊が進み、これまで日本の主流をなしていた中流的な健全な価値観も失われて、通用しなくなっていくという。
これが、経済のグローバル化により、全世界的に避けられない社会現象であると断言する。アメリカの現在の姿に、近い将来の日本の姿があるというスタンスである。
アメリカの状況に照らせば、子供の世代が高所得層として生き残る戦略は、ごく限られている、それはトップクラスの学歴を獲得して高所得層への道にエントリーし、そこから熾烈な国際競争を生き残ることだという。日本の今の大学を出ただけでは国際的な競争で生き残れるかもおぼつかないという。
内容にあまり洗練されていない部分もある(たとえば財政赤字でいえば日本だけが破綻状態というわけではない)し、庶民はまずトップクラスの大学へ進んでそこで勝ち抜けでは、一般人が対策としてとれる選択肢としていかにも狭すぎて、悲観面に傾きすぎているともいえる。しかし、今のアメリカ社会の苛酷な現実が近い将来の日本社会の姿になっていくというのは、ここ数十年の社会の動向でもある。思えば、近年の、学力や教育意識の上層下層への二極化、知的職業につく者とつかない者の収入や階層の二極化など、うなずける部分は大きい。
素直に首肯したくはないが、一面の真理をついているといえる。
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評価4 こういう選択肢もあるのか?, 2005/12/20
レビュアー: クリエイティブFMKTG田作健一 - 自分が書き込んだレビューをすべて見る
先に読んだ「下流社会」と対比してみると面白いかと思う。
本書でいわれる「逃避策」は非現実的であるが、90%の
国民が下流に転落するのであれば「妄想」として抱くことも
現実的であろう。解決策として提起してほしかった内容は
「這い上がるための方策」であってほしかった。
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