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(回答先: 政治システムさえ超えグローバル化を続ける企業の正体を、総勢40名が証言 / ドキュメンタリー映画「ザ・コーポレーション」 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 11 日 20:54:08)
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8214/story.html から転載
goo 映画
【予告】
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8214/05.ram
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8214/25.asx
【あらすじ・解説の詳細】
政治システムさえ超えグローバル化を続ける企業の正体を、総勢40名の証言から描く。利益のためだけに働く現在の企業を一人の人格として精神分析すると、「他人への思いやりがない」「罪の意識がない」などの項目に該当し、完全なサイコパスと診断されるという。最近日本でも話題になった「公共事業民営化の是非」「企業の不祥事の原因」、M&A騒動の中で問われた「企業は誰のモノか?」といった問いにも、答えを導いてくれる。
2004年サンダンス映画祭の観客賞を始め、数々の映画祭で25の賞に輝いたカナダ発の長編ドキュメンタリー。「いかに企業が信用できないか」を具体的な事例で訴えると同時に、なぜ企業が今のような規模と権力を持ちえたのか、歴史的に検証していく。ロイヤル・ダッチ・シェルなど主にアメリカから世界に進出した大企業を糾弾していくのだが、その内容はかなり衝撃的。牛乳増産のための薬を投与する話などなど。米の映像作家マイケル・ムーア氏も、豊富な取材経験に基づくセンセーショナルな発言を繰り返す。とはいえユーモアこそあれ、ムーア作品に比べると論調は穏やか。だからこそ企業への不信感と恐怖心が募る、説得力ある作品になっている。
アップリンクX、アップリンク・ファクトリーにて
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「しんぶん赤旗」も1月11日付文化欄で次のように紹介。
【民営化万能の実態を衝く / ドキュメンタリー映画「ザ・コーポレーション」】
「民営化万能論」「大企業こそ手本」という言説が幅を利かすなか、多国籍に展開する大企業の実態に迫り、利潤追求という資本の論理を浮き彫りにしようとするドキュメン
タリー映画「ザ・コーポレーション」(カナダ)が公開されています。
大企業の行動に批判的な学者のほか、経営者、経営コンサルタントなどへのインタビューで、「社会や政府を圧倒する支配者となっている」グローバル大企業の本音と本質に迫っています。
日本の現在に引き寄せて考えさせられるのは、二〇〇〇年にボリビアの都市コチャバンバでおきた水道民営化のてん末です。ポリビア政府は世界銀行の圧力で水道事業を米国・ベクテル社の子会社に売却。すぐに料金の大幅値上げが起きました。大規模な抗議行動が起き、軍隊まで出動した末、民間会社は水道事業から撤退しました。
先ごろポリビアで新自由主義に反対する大統領が生まれた背景が垣間みえます。
洋服のブランドで、製品のタグに「収益の一部を子どもたちに」と印刷している会社が、中南米で劣悪な環境で子どもを働かせている実態も暴露。
牛成長ホルモンの発ガン性を報道しようとして、社の上層部から番組内容を変えるよう圧カを受けた米・フォックステレビの記者の証言も迫力があります。抵抗した二人の記者は解雇されました。
マイケル・ムーア氏も登場。政府や大企業を批判する自分の映画を、当の大企業が配給していることを「彼らは金もうけになるなら自分の首をくくる縄も売る。僕はその縄の一部でありたい」と語っています。
監督はマーク・アクバーとジェニファー・アボット。2時間25分。東京・渋谷のアッ
プリンクXで上映中。順次各地で。