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http://www.labornetjp.org/news/2006/20060106m2 から転載。
写真:スト決起をよびかける一般労組員新聞『鉄路を超えて』
タイトルは「団結すれば勝てる!」
ロンドン地下鉄スト
ピケ訪問と激励活動の呼びかけ
8日日曜から9日月曜にかけて、ロンドン地下鉄駅員スタッフがスト準備しています。要求は500人の整理解雇反対。安全確保。現在交渉中ですが、スト突入の可能性は十分あります。先月末のストでは運転士は勤務しましたが、今回は同情ストを準備。ピケは地下鉄主要駅、デポ(depo)と呼ばれる車庫で実施されます。ピケ開始は9日月曜日の朝4:30。
※ピケ: ピケット、またはピケット・ライン(picket line)。歩哨を立てる、が原意。労働争議中、スト破りを防ぐために労働者側から出す見張り。
▼ ロンドンの皆さんへ:
寒いし真っ暗だし大変だとは思いますが、関心と条件のあう方は是非最寄の駅やデポへ! 地下鉄マップは右のウェブを参照下さい。www.tfl.gov.uk/tube/maps/
私は Earls Court, Acton Town, Wembly Park のいずれかに行く予定。何をするか?状況により異なりますが、ピケ隊の労働者と会話をする事、話を聞くこと。差し入れをすること(ご馳走になることも)。当局者やスト破りの弾劾、出勤に来た非組合員への説得、即席デモや集会や様々な行動への参加も。そしてその全てから学ぶこと、です。日本の労働者の頑張りを知らせる英語ビラや支援声明があれば最高(話題にもできるし)ですが、まずは、一歩を踏み出すこと、です。
「レッド・ケン」ことリビングストン市長は、民営化反対を掲げていたはずですが、今や労働争議に関してはブレア新自由主義のお先棒担ぎと化しています。プリペイドの「オイスターカード」システムやオリンピック用工事のための資金を捻出するため、ここ数年連続で運賃を値上げし(利用者にしわ寄せ)、整理解雇をし(労働者にしわ寄せ)、しかもその責任を「高給の地下鉄運転士」になすりつけようとしています。
▼ 日本の皆さんへ:
状況が似てませんか?「ヤミ・カラ」攻撃を受けてきた日本の鉄道労働者の皆さん! 今攻撃をうけてる真っ最中の大阪自治体労働者の皆さん! 格別「国際」「連帯」をうたわなくても、現場で闘いを組織する事こそが、共通の立場に立つ私達労働者階級にとっての最大の国際連帯です。(意識化・言葉化した方がいいに決まってはいますが)。
だから、鉄建公団前で座りこみで頑張ってきた皆さん、安全を守るためにGO・SLOW運転で頑張ってきた皆さん、そして日の丸君が代強制反対で体をはって頑張ってきた皆さん、職場で地域で学校で頑張っている全ての皆さん。勇気と自信をもって、闘いの最前線に“共に!”立って行きましょう。
樺浩志
ロンドンより
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樺浩志@ロンドン
japan2world@hotmail.com
http://eikoku.fc2web.com
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なお、英国の最近のストは、キャンセルになる事も結構あります。要求を勝ち取った場合、勝ち取れる見通しがついた場合、あるいは執行部が裏切った場合等色んなケースがありますが。いずれにしても、あまり一喜一憂せず、次の準備に入りましょう。現場労働者の直接行動の中に、勝利の鍵はあります。敗北主義にも少数精鋭主義にも拠らず、階級として集団としての労働者の力に確信をもち、倦まずたゆまず進んで行きましょう。