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「為替」 明日に米雇用統計発表を控えてレンジ相場、ドル・円115.81円-116.43円/ニューヨーク外国為替市場概況
「明日に米雇用統計発表を控えてレンジ相場、ドル・円115.81円-116.43円」ニュー
ヨーク概況 2006年1月6日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:18JST 「明日に米雇用統計発表を控えてレンジ相場、ドル・円115.81円-116.43円」
【ロンドン市場概況】
5日のロンドン外為市場では、ユーロ・円、ドル・円で米系証券などから買い戻し
が出たことで、ユーロ・円は140円03銭から140円71銭まで上昇、ドル・円は115円81
銭から116円43銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.7557ドルから1.7511ドルに下落後、英・12月サービス業購買
担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて1.7565ドルまで上昇したが続かず、再び売り
になり1.7490ドルまで下落した。ユーロ・ドルは、1.2083ドルから1.2111ドルで小
動きの後、1.2080レベルのストップロスをつける動きとなり1.2067ドルまで下落し
た。ドイツの11月製造業受注の上昇は材料視されず。ドル・スイスは1.2789フラン
から1.2829フランまで強含んだ。
【経済指標】
独・12月のサービス業購買担当者景気指数(PMI):56.0(予想55.0、11月54.8)
独・11月の製造業受注:前月比+1.7%(予想-1.0%、10月+2.0%)
ユーロ圏・12月のサービス業PMI:56.8(予想55.4、11月55.2)
ユーロ圏・11月の生産者物価指数:前月比-0.2%、前年比+4.2%(10月+0.6%、
+4.2%)
英・12月のサービス業PMI:57.9(予想56.0、11月55.8)
仏・12月のサービス業PMI:58.7(11月56.5)
【要人発言】
中国人民銀行
「2006年の中国マネーサプライM2伸び率の目標は16%」
「中国は自らの決定に基づいて人民元の為替制度の改善を目指す」
「基本的に合理的で均衡のとれた水準での人民元の安定を目指す」
渡辺財務官
「為替の年末年初の動き、荒っぽい印象ある」
「マーケットの動き、関心を持って見ている」
「人民元の相対取引開始、弾力化の方向の措置だが運用見て評価する」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円23銭、ユーロ・ドル:1.2095ドル、ユーロ・円:140円54銭、ポン
ド・ドル:1.7548ドル、ドル・スイス:1.2793フラン
【ニューヨーク市場概況】
5日のニューヨーク外為市場は、明日に米雇用統計発表を控えて、レンジ内の小動き
に留まった。ドル・円は週次の新規失業保険申請件数が2000年9月以来の水準に減少
した事を受けて一旦116円29銭まで上昇したが、中国の追加人民元改革観測や地政学
的リスクの強まりが強まることで115円82銭まで反落し、安値圏で引けた。
ユーロ・ドルは1.21ドル台で中東筋や中銀筋の売りに上値を抑えられ、米経済指標
発表後に一旦1.2076ドルまで下落するが、中国の外貨準備の多様化観測を受けて上
昇に転じ1.2115ドルまで買われ、1.2105ドル前後で取引を終えた。ユーロ・円はス
ノー米財務長官の発言をきっかけに更なる人民元柔軟化観測が強まり、米系や中東
筋主導の売りで140円57銭から140円04銭まで下落し、本邦機関投機家筋の買いに支
えられ140円35銭前後で引けた。ポンド・ドルは1.7516ドルから1.7583ドルまで上昇
した。ドル・スイスは1.2797フランから1.2750フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は6日ぶりに反落。午前に発表された在庫統計で原油在庫が予想範囲内の減
少にとどまったほか、ガソリンや蒸留油の在庫も大幅増加したことから売りが先行
した。しかしながら、年初に価格節目を突破したことで短期筋などの買戻しが強ま
っていることもあり、下げ幅は限定的となった。NYMEX原油先物価格(2月限)は引
けにかけて下げ幅を拡大させ、結局62.79ドル(前日比0.9%安)で引けた。
本日バークレイ・キャピタルは商品インデックスに連動するファンドへの2006年に
おける投資総額が前年比で38%増加し1100億ドルに膨らむ公算があるとの見方を示
した。好パフォーマンスの続く商品ファンドに対する投資家の関心は高く、市場の
一部では商品ファンド拡大に絡む資金流入が最近の戻り相場の一因であるとみる向
きもあるようだ。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は、明日に米雇用統計発表を控え、レンジ内での取引に終始
している。しかしながらシャロン・イスラエル首相の深刻な病状を受けた地政学的
リスクの強まりに伴い上値が重く、安値圏での揉み合いとなっている。115円50銭の
安値を狙う動きにオプション市場での変動率は堅調に推移、1ヶ月物は8.900%で昨
日と同水準であるが、3ヶ月物は8.575%から8.625%、6ヶ月物は8.475%から
8.575%へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは様子見気配が強い。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.778%から+0.753%へ縮小、3ヶ月物は+0.800%で昨日と同水準、6ヶ月物は
+0.875%から+0.825%へ縮小している。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。一部で利益確定の売りも見られるものの、ISM非製造業景気指数
が予想を上回る上昇となったほか、週次の新規失業保険申請数が5年ぶりの低水準と
なったことが好感されており底堅い展開となった。セクター別では、自動車・自動
車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で、エネルギーや食品・生活必需
品が軟調。投資会社と共同でヒューレッド・パッカード(HPQ)が買収を検討してい
ると報じられたコンピュータ・サイエンス(CSC)が7.9%高。ランバス(RMBS)は
特許訴訟でハイニックスに対して特許料を請求できるとの判決を受けて20.2%の急
騰。その他、12月の既存店売上高が好調だったアパレルのアメリカン・イーグル・
アウトフィッターズ(AEOS)やエアロ・ポステール(ARO)が上昇した。ダウ構成銘
柄では、10-12月期の業績について事前予想の下限になるとの見通しを示したウォル
マート(WMT)が下落。一方でゼネラル・モータース(GM)はベアスターンズが投資
判断を引き上げたことなどで5.7%上昇となった。結局ダウは2ドル高の10882.15、
ナスダックは13.41ポイント高の2276.87で取引を終了した。現在ラスベガスで国際
家電展示会(International CES)が開催されていることもあり、ハイテクセクター
が牽引役となっている。
【経済指標】
米・先週分(12/31まで)の新規失業保険申請件数:29.1万件(予想32.0万件、前回
32.6万件←32.2万件)
米・12月の非製造業ISM指数:59.8(予想59.0、11月58.5)
週次原油在庫(12/31まで)
原油在庫:前週比-101万バレル(予想-125万バレル、前回+12万バレル)
ガソリン在庫:同比+141万バレル(予想+40万バレル、前回-122万バレル)
蒸留油在庫:同比+211万バレル(予想+30万バレル、前回-89万バレル)
【要人発言】
スノー米財務長官
「米国は中国の通貨政策に満足していない」
「対中政策誤れば市場にマイナスの影響」
「エネルギー価格を重要視し、引き続き警戒」
「最善の努力を尽くし財政赤字の改善を最優先とする」
「住宅市場のバブルとの考えは事実を伴わず」
「中国は更なる人民元柔軟化が必要」
「人民元を適切に切り上げる事が世界的な不均衡調整の助けとなる」
「長短金利逆転は景気後退の予測判断材料にはならない」
「低水準のインフレがイールドカーブフラット化の原因」
「生産性がインフレ抑制に寄与」
「米国のインフレは十分抑制されている」
「米国債券市場は外国資本保有に左右されるリスクはない」
「30年債の販売見通しは良好」
「バーナンキ氏はグリーンスパン米FRB議長の後任として適任」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 115.88 116.43 115.81 115.97
ユーロ・ドル 1.2094 1.2115 1.2067 1.2108
ユーロ・円 140.27 140.71 140.03 140.42
ドル・スイス 1.2796 1.2829 1.2750 1.2758
ポンド・ドル 1.7526 1.7583 1.7487 1.7553
株式市場:
NYダウ 10880.39 10908.25 10843.65 10882.15
ナスダック 2265.45 2277.56 2264.50 2276.87
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.537 4.547
米国債10年物 4.342 4.358
先物市場:
NY金先物 530.4 532.4 524.0 527.8
NY原油先物 63.30 63.70 62.60 62.79
シカゴ日経平均先物 16325 16365 16315 16345
(フィスコ) - 1月6日7時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060106-00000002-fis-brf