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証券社員誤発注、「2株」を「2000株」と
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060105i205.htm
日興シティグループ証券は5日、同社の従業員が4日の東京株式市場で、製紙大手の日本製紙グループ本社(東証1部)株の買い注文を出した際、「2株」とすべき発注を誤って「2000株」としたと発表した。
この従業員が自分の資金を元手に行った取引だったが、社内の審査担当者も誤りを見逃し、取引は成立した。日本製紙グループ本社株は1株50万円程度だったため、購入額は10億円程度に達した模様だ。
日興によると、従業員が株取引を行う場合、インサイダー(内部関係者)取引に該当しないかどうかなどを法規監理部で審査する。この従業員は、同社を通じて買い注文を出した際の申請書に誤った株数を記入してしまった。申請書を点検した審査担当者も、購入資金があるかどうか、従業員の証券口座の残高を確認した際に、日本製紙の株価を500円前後と誤って認識し、許可したという。
4日の日本製紙グループ本社の株価は、誤発注の直前の午前10時45分に1株50万3000円だったが、誤発注直後に値幅制限の上限(ストップ高)の52万2000円まで上昇した。この従業員が誤発注に気付き、取引終了間際の午前11時前に1998株の売り注文を出したが、取引は一部が成立しただけだった。4日の終値は51万円。5日午前の終値は前日比7000円安の50万3000円だった。
日興シティは「日本製紙の株価に影響を与えた可能性もあり、公表した。社内のチェック体制に不備があった」としている。また、「一般論としては、従業員取引の損失は従業員が負担する。社内審査に不備があった場合は購入額の一部を会社で負担することも考えられるが、どうなるかは未定だ」としている。
(2006年1月5日12時56分 読売新聞)