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http://www.asahi.com/business/update/1227/120.html
当期利益は過去最高の2兆円に 全国129行の9月中間
2005年12月27日21時54分
全国銀行協会が27日発表した129銀行の9月中間決算(単体ベース)まとめによると、不良債権処理費用の減少などで利益が拡大し、当期利益の合計は2兆1242億円と前年同期の5倍以上に膨らみ、過去最高となった。当期赤字の銀行は10行から7行に減った。不良債権残高の合計は3月末より10.9%減の15兆5658億円だが、融資に占める不良債権比率は都市銀行の2.34%に比べ地方銀行や第二地方銀行が高く、業態間格差が目立っている。
当期損益を業態別にみると、都銀(7行)が712億円の赤字から1兆3922億円の黒字に転換。地銀(64行)は8.3%増の3677億円、第二地銀(48行)は35.9%増の760億円だった。
都銀の不良債権比率(再生専門子会社などのデータを除く)は3%を切り、信託銀行も2.04%と低い。一方で地銀は5.07%、第二地銀は5.85%となっており、不良債権の処理が引き続き課題となっている。
全銀行の職員数は、都銀の採用増もあって3月末より2264人増え、29万296人となった。店舗数は113店減の1万3710店で、経費削減は続いている。
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