★阿修羅♪ > 国家破産44 > 156.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
露が輸出用のガス圧力を低下…ウクライナへ報復措置
【モスクワ=五十嵐弘一】ロシアの巨大ガス企業「ガスプロム」は1日午前(日本時間同日午後)、ウクライナへ輸出するガス・パイプラインの圧力低下に着手、供給量を減少させ始めた。ガス輸出は近く停止されるものとみられる。
ウクライナが消費するガスのうちロシアからの輸入分は3割余りに上るが、ウクライナ政府・ガス企業は、冬季は不足分を備蓄取り崩しや国内生産分で補うことができるとして、国民に平静を呼びかけている。
露側の措置は、ガスプロムが、2006年分の輸出価格を1000立方メートル当たり230ドル(05年は同50ドル)へと一気に4倍以上に引き上げることを要求したのに対し、ウクライナ側がこれを最終的に拒否したことに伴うもの。
ロシアの値上げ要求は、ウクライナが04年末の政変でロシア離れし、親欧米派となったことへの報復とみられている。
ロシアのプーチン大統領は前日の12月31日、露側が求める新価格受け入れにウクライナが同日中に同意するなら、06年第1四半期は同50ドルの旧価格で輸出、新価格の適用は第2四半期からとする妥協案をウクライナ側に提案していた。
インターファクス通信などによると、ガスプロムのスポークスマンは1日未明、ウクライナ側がこれに対する拒否回答を伝えてきたことを明らかにしていた。
(読売新聞) - 1月1日17時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000311-yom-int