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「為替」 年末要因のドル買い＆円キャリートレード絡みの円売りで118.15円まで上昇／ニューヨーク外国為替市場概況
「年末要因のドル買い＆円キャリートレード絡みの円売りで118.15円まで上昇」ニ
ューヨーク概況 2005年12月31日（土曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子 片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:30JST 「年末要因のドル買い＆円キャリートレード絡みの円売りで118.15円まで上昇」
【ロンドン市場概況】
30日のロンドン外為市場では、ドル・円は、クロス円の売りに押されて117円50銭
から117円21銭まで下落後、欧州通貨でのドル買いに連れて117円53銭まで上昇し
た。ユーロ・ドルは1.1867ドルから1.1828ドルまで下落、ポンド・ドルは1.7280ド
ルから1.7211ドルまで下落、ユーロ・円は139円40銭から138円87銭まで下落、ポン
ド・円は202円90-95銭レベルから202円05-10銭レベルまで下落した。ドル・スイス
は1.3119フランから1.3158フランまで上昇後、スイスの景気先行指数の上昇を受け
て一旦1.3132フランまで反落した。
【経済指標】
日本・12月の外国為替平衡操作状況：11/29-12/28為替介入額はゼロ（21カ月連続）
スイス・12月のKOF景気先行指数：1.36（予想1.17、11月1.22←1.12）
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：117円71銭、ユーロ・ドル：1.1808ドル、ユーロ・円：138円95銭、ポン
ド・ドル：1.7211ドル、ドル・スイス：1.3181フラン
【ニューヨーク市場概況】
30日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は月末、年末要因のドル買いやファン
ド筋の円キャリートレードに絡む円売りを受けて117円62銭から118円15銭まで上昇
したが、引けにかけて調整売りが強まり117円75銭前後まで軟化して引けた。
ユーロ・ドルは短期投機筋の売りに押されて一旦1.1778ドルまで下落するが、ファ
ンド筋の押し目買いやショートカバーを受けて1.1851ドルまで反発し、1.1845ドル
前後で引けた。ユーロ・円はポジション調整の売りで138円73銭まで下落後、ファン
ド筋によるヘッジ絡みの買いや新年度に向けた円キャリートレードなどの円売りで
139円72銭まで反発した。ポンド・ドルは1.7166ドルから1.7241ドルまで上昇した。
ドル・スイスは1.3198フランから1.3128フランまで下落した。
【原油市場】
原油相場は3日続伸。年末のポジション調整から売り先行スタートとなったが、他の
エネルギー市場の上昇に連られて2週間半ぶりの高値水準まで反発した。ガソリン相
場が予想以上の在庫減少を手掛かりに2ヵ月半ぶりの高値まで買い戻されたほか、ヒ
ーティングオイル相場も3日続伸となるなど、エネルギー市場全体に買戻しが強まっ
ている。
米ハリケーンシーズンは11月末に終了したが、米国立ハリケーンセンターによれ
ば、本日、大西洋東部に時期外れの暴風雨「ゼータ（Zeta）」が発生した模様。市
場の一部ではこのニュースを買い材料とする向きもあったようだ。
NYMEX原油先物価格（2月限）は強含み推移し、結局61.04ドル（前日比1.2％高）で
引けた。なお、今週の原油価格の騰落率は+4.4％、年間での騰落率は+40.4％となっ
た。
【通貨オプション】
ドル・円相場は、月末、年末需要のドル買いに118円台へ上昇している。オプション
市場も調整相場となっており、変動率1ヶ月物は8.500％から8.550％へ上昇、3ヶ月
物は8.525％から8.425％へ低下、6ヶ月物は8.325％で昨日と同水準で取引されてい
る。
新年度相場は円高派、円安派がほぼ半々に分かれている模様で、リスクリバーサル
では様子見気配が強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.600％、3ヶ月
物は+0.850％、6ヶ月物は+0.875％とそれぞれ昨日と同水準での取引となっている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。2005年最終日は薄商いとなる中、引き続き2年債と10年債の「逆
イールド」が嫌気され、終日軟調な展開となった。セクター別ではエネルギーを除
いて全面安となっており、特に食品・生活必需品や素材セクターの下落が目立っ
た。シティグループ（C）は広東発展銀行に30億ドル出資するとの報道で小幅下落。
またグーグル（GOOG）は、メッセージングソフト"Google Talk"の機能がNYのハイテ
ク企業が保有する特許に抵触するとして提訴されたことから下落した。一方でリビ
アでの原油や天然ガスの採掘で合意した、マラソン・オイル（MRO）とコノコ・フィ
リップス（COP）、アメラダ・ヘス（AHC）の各社が小幅上昇。ダウ構成銘柄では、
メルク（MRK）やウォルマート（WMT）、ボーイング（BA）などが1％を越す下落とな
った。結局ダウは67.32ドル安の10717.50、ナスダックは12.84ポイント安の2205.32
で取引を終了した。1年を通してナスダック総合指数やS&P500が上昇する中で、ダウ
は小幅下落となった。特に1年で株価が約半減したGM（GM）の影響が大きかった。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
イッシングECB専任理事
「ECBの金融政策は経済を微調整する事はできない」
「ECBは将来の金利の行方を決定していない」
「ECBは価格リスクが予想された時に金利を引き上げる」
「ECBは価格安定を維持してきたが、これからも継続していく」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 117.25 118.15 117.21 117.75
ユーロ・ドル 1.1862 1.1867 1.1778 1.1849
ユーロ・円 138.99 139.72 138.73 139.47
ドル・スイス 1.3129 1.3198 1.3119 1.3134
ポンド・ドル 1.7272 1.7280 1.7166 1.7229
株式市場：
NYダウ 10783.86 10783.86 10709.42 10717.50
ナスダック 2208.05 2209.97 2200.51 2205.32
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.513 4.536
米国債10年物 4.354 4.393
先物市場：
NY金先物 516.2 519.5 515.5 518.9
NY原油先物 59.90 61.25 59.80 61.04
（フィスコ） - 12月31日7時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051231-00000001-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。