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「為替」 円キャリートレード観測で117.45円まで上昇、2-10年債のイールド逆転/ニューヨーク外国為替市場概況
「円キャリートレード観測で117.45円まで上昇、2-10年債のイールド逆転」ニュー
ヨーク概況 2005年12月28日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:13JST 「円キャリートレード観測で117.45円まで上昇、2-10年債のイールド逆転」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場はボクシングデーの振替休日で休場。欧州大陸市場中心
の取引になったが、全般的なドル売りが一時優勢になり、ユーロ・ドルは1.1844ド
ルから1.1878ドルまで上昇、ポンド・ドルは1.7311ドルから1.7354ドルまで上昇、
ドル・スイスは1.3144フランから1.3107フランまで下落、ドル・円は117円15銭から
116円85銭まで下落、ユーロ・円は138円50銭から138円90銭まで強含んだ。ドル売り
一服後、ユーロ・ドルは1.1862ドルに反落、ポンド・ドルも1.7341ドルに反落、ド
ル・スイスは1.3124フランに反発、ドル・円は117円08銭に反発した。
【経済指標】
中国人民銀行
「米ドル建て小口1年物預金金利の上限を2.5%→3.0%に、香港ドル建て1年物預金
金利を2.375%→2.625%に、それぞれ引き上げ。28日から実施」
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円96銭、ユーロ・ドル:1.1862ドル、ユーロ・円:138円71銭、ポン
ド・ドル:1.7363ドル、ドル・スイス:1.3135フラン
【ニューヨーク市場概況】
連休明け27日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は新規の円キャリートレード
に絡む円売り観測を受けて116円89銭から117円45銭まで上昇し、ほぼ高値で取引を
終えた。ユーロ・ドルは米12月のリッチモンド連銀製造業業況指数が11月から予想
外の大幅低下となった事で一旦1.1866ドルまで上昇するが、米企業レパトリのドル
買いを受けて1.1826ドルまで反落し、安値圏で引けた。ユーロ・円はキャリートレ
ード絡みの円売りで138円54銭から139円07銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.7363
ドルから1.7266ドルまで下落した。ドル・スイスは1.3129フランから1.3179フラン
へ上昇した。
【原油市場】
原油相場は「温暖な気候が継続する」との予報を受けて軟調に推移した。米国ナシ
ョナル・ウェザー・サービスによれば、年明け後もしばらくの間、米国の多くの地
域で平年を上回る暖かな気温が続くようであり、暖房用燃料の需要減少観測を受け
てヒーティングオイルや天然ガスを中心にエネルギー市場が軒並み下落した。とり
わけ、天然ガス相場の下落はきつく、本日までの3日間の下落率は22%を超えた。こ
こ最近のエネルギー相場は手掛かり材料に欠けることもあり、米国の気象動向に左
右される展開が続いている。NYMEX原油先物価格(2月限)は弱含み推移し、結局
57.45ドル(先週末比0.4%安)で取引を終えた。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は、欧米市場クリスマス休暇明け、手掛かり材料難に小動き
に終始している。しかしながら新年度相場を睨み、オプション市場では買いが先行
しており、変動率1ヶ月物は8.200%から8.500%、3ヶ月物は8.325%から8.425%へ
それぞれ上昇、6ヶ月物は8.325%で先週と同水準での取引となっている。
リスクリバーサルは動意乏しく、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.750%、3ヶ月物は+0.850%、6ヶ月物は+0.875%とそれぞれ先週末と同水準での
推移となっている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。約5年ぶりに米国債2年物と10年物の利回り(イールド)が逆転
した事で先行き景気後退を懸念する見方が強まり、薄商いの中ほぼ全面安の展開と
なった。セクター別では、不動産、航空を除いてほぼ総崩れとなっており、特にエ
ネルギーや食品・生活・必需品の下げが目立った。医療機器のガイダント(GDT)は
FDAから工場施設の質に関する警告を受け取り3.4%安。アマゾン(AMZN)は年末商
戦期の過去最高売上を記録したことを明らかにしたほか、小売業全体の売上高も前
年比8.7%増となっているとの調査結果が発表されたが、小売各社には下落が目立っ
た。このような中、衛星ラジオのシリウス・サテライト(SIRI)は契約者数が3百万
人を突破したとの発表で買われた。ダウ構成銘柄では、天然ガス価格の急落などを
受けてエクソン・モービル(XOM)が下落。結局ダウは105.50ドル安の10777.77、ナ
スダックは22.53ポイント安の2226.89で取引を終了した。過去30年、逆イールドに
も拘わらず景気後退へと進まなかったのは1998年のみとなっている。
【経済指標】
米12月のリッチモンド連銀製造業業況指数:-2(予想10、11月9)
【要人発言】
特になし
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 117.04 117.45 116.85 117.43
ユーロ・ドル 1.1844 1.1878 1.1826 1.1828
ユーロ・円 138.87 139.07 138.50 138.89
ドル・スイス 1.3122 1.3179 1.3107 1.3176
ポンド・ドル 1.7341 1.7383 1.7266 1.7273
株式市場:
NYダウ 10883.75 10932.82 10776.49 10777.77
ナスダック 2252.93 2259.68 2226.62 2226.89
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.545 4.505
米国債10年物 4.372 4.341
先物市場:
NY金先物 509.1 510.7 507.3 510.1
NY原油先物 57.85 58.20 57.30 58.16
シカゴ日経平均先物 16015 16040 15825 15825
(フィスコ) - 12月28日7時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000001-fis-brf