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21&23カ月BSE牛,感染性確認できず 国研究班(国のお墨付き?)
http://www.asyura2.com/0601/gm13/msg/363.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 5 月 11 日 02:39:04: N0qgFY7SzZrIQ
 

この件で。厚労相の研究員がどれだけ信頼できるか不明だが、少なくとも出された結果が「弱齢牛なら安全」との根拠に利用されることは確実だ。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
「21・23カ月BSE牛、感染性確認できず 国の研究班」
http://www.asahi.com/life/update/0508/TKY200705080402.html
[2007年05月09日05時58分]
 03年に日本で牛海綿状脳症(BSE)と判定された生
後23カ月と21カ月の牛の脳を材料にマウスで実験した
ところ、感染性を確認できなかったことが、厚生労働省の
研究班(主任研究者=佐多徹太郎・国立感染症研究所感染
病理部長)の中間報告で明らかになった。人への感染の恐
れも無視できるとの判断につながる可能性がある。日本は
この2頭の存在を根拠に、米国産牛肉の輸入条件を月齢2
0カ月以下に制限しており、条件緩和を求める米国との交
渉に大きな影響を与えそうだ。
 研究班は、この実験結果をもとに詳細な学術論文をまと
めているところで、厚労省も内閣府の食品安全委員会に報
告する準備を進めている。
 生後23カ月の牛は01年10月に、21カ月の牛は0
2年1月に生まれ、それぞれ03年10月と11月、茨城
県と広島県で食肉処理された際にBSEと判定された。世
界的にも珍しい若齢の感染牛とされた。
 BSEの原因物質である異常プリオンたんぱく質が検出
されればBSEと判定されるが、この2頭は通常の感染牛
の500分の1〜1000分の1とごく微量だったことな
どから、動物衛生研究所(茨城県つくば市)で感染性を確
かめる実験を研究班が続けていた。
 実験では、感染牛の脳から抽出した液を、感染しやすい
ように遺伝子操作した特殊なマウスの脳に注射。通常なら
220日程度でマウスに病状が出るなどして感染がわかる
が、朝日新聞が入手した報告書などによると、23カ月の
牛の脳の液を注射したマウス5匹は600〜860日、2
1カ月のマウス6匹は505〜927日生きたが、どれも
感染が確認できなかった。
 さらに、マウス同士では牛からよりも感染しやすく異常
プリオンたんぱく質の量が増えるため、実験に使ったマウ
スの脳の液を別のマウスに注射する実験もした。だが、2
3カ月では550日、21カ月では495日たっても感染
が確認されていないという。専門家は「このマウス同士で
の実験でも確認されないということは、もう感染性の証明
は難しいだろう」と話す。
 米国産牛肉の輸入再開交渉では、米国は「生後30カ月
以下の骨なし肉は安全」とする国際獣疫事務局の基準適用
を求めたが、日本がこの2頭を大きな理由に月齢規制は2
0カ月以下とするよう主張し、最終合意した。
 実験を担当した横山隆・動物衛生研究所プリオン病研究
チーム長は「実験結果はまだ公表できない」としつつ、「
食肉処理の際の検査で異常プリオンたんぱく質が出たこと
は間違いない。その段階で食の安全の観点からBSEとし
、食肉から除外した判断は間違っていないと考える。実験
結果とは別問題だ」としている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 この件に関しては北林寿信氏も「この結果は「感染していても安全ということを直ちに意味するわけではない」
「そもそ米国はリスク最小化策を「実施していない」
等、安全性の根拠とすることへの懸念を訴えている。

■日本弱齢牛BSEに感染性なし?米国産牛肉輸入条件緩和に弾みと朝日が早とちり
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/07050901.htm


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