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1月31日付のロサンゼルスタイムズ(ごめんなさい。LA Timesの記事は登録しないと見られないようです。ただし無料です!)によると、イエール大学の研究チームが、狂牛病の病原体らしきウイルスを発見したと発表したとのこと。
イエールのマヌエリディス博士は以前からプリオン説に異論を唱えてきた人ですが、このたび初めて狂牛病に感染したマウスの神経細胞からウイルスのような分子を発見したそうです。
プリオン説が覆ると、現在の安全対策を根本から見直さなければならなくなるので、今後この発表をめぐり侃々諤々の大論争が巻き起こることになると思います。成り行きを注視したいと思います。
参考までに以下をご紹介しておきます。
『狂牛病の原因物質はプリオンではないかもしれない?!』
丸激第259回 [2006年3月17日収録]
ゲスト:福岡伸一氏(青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授)
これは青学の福岡伸一教授が、「プリオン足跡説」を説明した回のマル激です。プリオン足跡説というのは、狂牛病にかかった牛の脳と脊椎にはプリオンの蓄積があるが、これは別の病原体によって狂牛病に感染した際に、その何らかの病原体がつけていった足跡に過ぎない可能性が、まだ完全には否定できないという話です。福岡教授は、だから全頭検査はまだやめるべきではない、と主張されました。プリオン説に立てば、若い牛にはプリオンは蓄積されにくいので、あまり効果はないとされる全頭検査ですが、もし他の病原体がいるとすれば、少なくとも病原体の足跡がついていない牛の肉しか食べさせないことを保証する全頭検査には一定の効果があるとの考え方の上に立っています。
http://www.jimbo.tv/BSE/000353.php
■狂牛病はウイルスが原因か〜イェール大、プリオン説に異論
更新2007年02月02日 18:45米国東部時間
BSE(狂牛病)などほ乳類の脳疾患は、科学者らが考えてきたプリオンと呼ばれる奇形タンパク質が原因ではなく、ウイルスによって引き起こされる可能性があるという研究結果を、イェール大学の研究者らが発表した。
ロサンゼルス・タイムズによると、イェール大の研究では、BSEに類似する2つの脳変性疾患に感染したネズミの神経細胞から、ウイルスのような分子が見つかった。感染していない細胞の中にそうした分子はなかった。
研究を主導した同大学のローラ・マヌエリディス博士(神経病理学)は、今回の発見は、感染した脳のプリオンがウイルス性感染症の結果であり、脳疾患の原因ではないことを示していると話す。研究結果は米科学アカデミー紀要に掲載された。
マヌエリディス氏の発見を疑問視する脳研究者もいる。復員軍人医療センター分子神経生物学研究所のボブ・ロウアー氏は、「ウイルスのような分子が感染した細胞だけに見られるというのは、注目に値する。ただしそれは感染の状況証拠にすぎない」と指摘する。
海綿状脳症とも呼ばれるBSEは、羊の海綿状脳症(スクレイピー)や人間がかかるクロイツフェルト・ヤコブ病と同様、遅発性脳変性疾患の一種。
BSEはプリオンが原因という説では、正常なタンパク質の分子が突然異常に折れ曲がり、他のタンパク質にも異常が広がっていくと言われていた。
マヌエリディス氏の過去の実験では、海綿状脳症の後期までプリオンは現れなかった。早期段階に現れる物質を発見するため、同氏らは今回、スクレイピーおよびクロイツフェルト・ヤコブ病に感染したネズミの脳を、培養した神経細胞に注入した。この結果発生したのは、小さなウイルスが密集したように見える球体だけだった。
ウイルスのような分子が感染の唯一の要因であることを証明するため、マヌエリディス氏は今後、分子を隔離し、健康な細胞に注入して感染が起きるかどうか調べる予定だ。
http://www.usfl.com/Daily/News/07/02/0202_015.asp?id=52345
【関連情報】
■CJD - CWD - BSE(Jef.Rense.com)
http://www.rense.com/health/CJD-CWD-BSE.htm
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