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1918年に大流行したインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを人工的に作り出し、サルに感染させると、異常な免疫反応が起きて致死性の肺炎になることを、河岡義裕・東大医科学研究所教授らが突き止めた。
高病原性鳥インフルエンザも似た症状を人や動物で起こすことがあるが、このウイルスは実験に使うサルに感染させても症状が出にくい。スペイン風邪ウイルスがサルに起こす症状を抑える手法が確立できれば、高病原性鳥インフルエンザの治療や感染予防につながると期待されている。
18日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
スペイン風邪が流行した当時はウイルス検出技術がなく、発症の仕組みは確かめられなかった。このため、研究チームはスペイン風邪のウイルスを、最近解明された遺伝子配列をもとに人工合成し、カニクイザルに感染させた。その結果、1日以内に衰弱して食欲がなくなり、8日目には呼吸器状態が非常に悪化。気道全体から増殖した高濃度のウイルスが検出された。
サルの遺伝子を調べると、異常な免疫反応が起きていた。河岡教授は「スペイン風邪をさらに分析すれば、鳥インフルエンザの予防や治療につながる可能性がある」と話している。
(2007年1月18日3時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070118it01.htm
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