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2006年05月13日14時03分 朝日新聞
油まみれの海鳥の死骸(しがい)が大量に見つかった北海道で、今度は原因不明のスズメの大量死の報告が相次いだ。現時点で感染症などは確認されていない。「スズメをみかけない」という情報も多く、原因究明のため研究者らがネットワークを立ち上げた。
スズメの大量死は先月12日に北海道庁が発表した。11日までの集計では約1470羽。旭川、札幌両市周辺に集中する。死骸が確認された時期などから大量死は昨年末〜2月ごろらしい。
旭川市の民家では約100羽が死んだ。昨年暮れから連日、庭のエサ台周辺で2〜4羽が死に、2月に軒下の6個の巣箱の中で、それぞれ5〜15羽が死んでいた。同市内では1カ所30羽の大量死情報が5件あり、みな庭にエサ台を置き、市販のエサなどを与えていた。
冬はエサ台には多くのスズメが集まる。英国では01年、エサ台に集まったスズメなどがサルモネラ菌などに感染して大量死した事例がある。道の委託で死骸を調べている浅川満彦・酪農学園大助教授は、現時点でサルモネラ菌などは検出されていないが、エサ台を通じた細菌感染の可能性は否定しきれないという。
日本野鳥の会札幌支部には「エサ台にスズメがこない」などの異変情報が1〜4月に100件を超えた。「この20年で初めて」(同支部)
同支部には昨年、暑さが続きスズメが晩夏まで繁殖したとの情報もあった。山階鳥類研究所の佐藤文男研究員は「遅く巣立った弱いスズメが冬の寒さに耐えきれなかった可能性はある」と話す。
北大大学院の黒沢令子さん(52)や獣医師らが「北海道スズメネットワーク」を設立。「環境変化などで英国ではイエスズメが激減している。道内でも何かが起きたことは確か」とし異変の原因解明を目指す。
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