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2006/04/16
http://www.janjan.jp/living/0604/0604132303/1.php
米国産の牛肉が2005年末に輸入再開され、年明け早々にアメリカのルール違反が見つかり、再度輸入がストップした事は皆さんもご存知かと思います。
私は北海道でアンガスという肉牛を育てている生産者として、何度か国の説明会に参加させていただきましたが、05年12月の説明会でほとんどの人が拙速な対応はいかがなものかと、輸入再開に疑問を投げかけていました。それにも関わらず政府は、日本での説明会が一通り終った段階で輸入を再開してしまいました。
消費者の需要があるのか、それともスーパーは様子見で牛肉の動きが鈍かった事があるのか、大きな混乱も無くほっとしていたら、米国から輸入された牛肉に禁止事項となっている、背骨がついた肉があったということで即刻、輸入禁止となってしまいました。
今回の輸入再開に当たっては、米国が日本と交わした約束を守ることが前提条件で、牛肉の安全性については日本と同等の考えということで、再開した経緯がありました。米国の調査報告(米国農務省 日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書:平成18年3月3日 厚生労働省 農林水産省 日本語訳公表)を読んでも背骨付き肉の輸入は「特異なケース」と主張しているようですが、香港では米国から2回も骨付き肉が輸入され問題となっている事実があります
4月12日札幌で行われた国の説明会ではこれまでの経緯や米国の回答など伺いましたが、どうも米国は約束を破ったという事実を軽く考えているように思えてなりません。一度失った信用を取り戻す事は大変だという事が分からないのでしょうか。
国の行う説明会では、担当官がアメリカの擁護しているようにすら感じます。生産者や消費者の意識との乖離を感じざるをえません。アメリカのBSE対策はまだまだ問題が多いと思います。日本の要求は要求としてきちんと米国に伝えて欲しいものです。日本も牛肉生産国なのだから、当事者としてきちんと対応して欲しいと強く思います。
4月12日、札幌市内で行われた国の説明会には150名の参加があり、ほとんどが輸入の再再開に反対意見で、早期再開を求めていたのは飲食店関係者2名のみでした。
今後、日本中で意見交換会が開催されるようです。直接、国の考え方を聞くことができる機会はめったにありませんので、そこで皆さんの感じている不安や疑問を直接ぶつけて欲しいと思います。
(内藤圭子)
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