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http://www.soejima.to/ 近代医学・医療掲示板 より
(貼り付け開始)
[1521]伝達性スポンジ脳症 投稿者:ア谷博征投稿日:2006/01/17(Tue) 11:31:18
今年の学問道場のテーマ
「徹底的に疑う」
素晴らしいですね。
このテーマでまた元気が出てきました。
本日もアメリカのCDC(疾病予防センター)から、現在米国で流行中のインフルエンザに対して、タミフルを使うように勧告がでていました。
私たち医師は、インフルエンザに対して、従来のアマンタジンという薬とタミフルには有意な差がないことを知っていています。
そして、薬価が安価なアマンタジンを使用するケースが多い(もちろんタミフルの副作用が怖いこともある)ことがCDCに勧告を急がせたのでしょう。
もちろん、ラムズフェルドギリアド会長の圧力でです。
その後ろは、ロッシュの事実上の所有者であるロックフェラー一族です。
鳥インフルエンザで一儲けを企んでいるのでしょう。
ただし、タミフルが鳥インフルエンザに有効であるという有力な証拠は何ひとつありません。
さて、
*脳がスカスカのスポンジ状になる(症状も同じ)こと、
*潜伏期が長いところ、
*発熱などの免疫反応がないこと
などから、
牛のBSE(狂牛病)は、羊のスクレイピーと同じ病原体であることが推測されました。
これはクロイツフェルト・ヤコブ病(以下ヤコブ病と表記します)やパプア・ニューギニアの風土病と考えられていたクールー病(これは脳がクルウのではなく、現地語で寒さや恐怖で震えることの意味)と同じ病態であることが判明。
さらにミンクなどの他の動物も同じ病気にかかることが判明。
ミンクは毛皮が重宝されるため、アメリカなどで養殖されています。
これをまとめて「伝染性スポンジ脳症」といいます。
つまり、
・ 人間では、ヤコブ病、クールー病
・ 牛では狂牛病
・ 羊ではスクレイピー
・ ミンクでは伝達性ミンク脳症
・ シカでは慢性消耗性病
・ 猫では伝達性猫スポンジ脳症
今まで、別の名称がそれぞれつけられていましたが、
実は、これらは全て病原体の宿主が替わっただけ・・・・・・
つまり同じ病原体だと推測されるのです。
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[1520]カンニバリズムと1BSE 投稿者:崎谷 博征投稿日:2006/01/14(Sat) 06:54:59
さて、牛や羊だけではありません。
人にもスクレイピーと同じ病態が発見されました??
人スクレイピー??????
1950年代。
パプア・ニューギニア島のフォレ族の間にクールー(現地語で寒さや恐怖で震える)という謎の病気が流行していました。
その大半が女性。
症状は羊のスクレイピーとそっくり。
ヒトスクレイピーではないか?
そこでクールー病患者からの脳をすりつぶしてチンパンジーに接種。
そのチンパンジーは18ヶ月後に運動失調と震えを伴う行動異常を示しました(チンパンジーさんごめんなさい!!)。
これで、伝染性であることが確認されました。
しかし、フォレ族のクールー病のヒトからヒトへどうやって感染したのでしょうか??
これには、フォレ族の特殊な習俗が関係しています。
フォレ族には部族で死者がでると、悼んで死者の身体を食べる習慣がありました。
これをカンニバリズム(cannibalism食人儀式)といいます。
この死者の脳を食べるのは、主に女性。
それで女性にクールー病が発生していたのです。
おそらく、スポンジ脳症の動物を食べて、感染したものがいたのでしょう。
その感染者の死体の脳を食べて、また感染が拡大したものと考えられます。
1960年代になり、食人の習俗が廃止されてからクールー病は激減しているということです。
羊、牛、ヒト・・・・・・・
一体何が起こったのか・・・・・
他の動物には起こらないのでしょうか???
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[1519]狂牛病アウトブレイク! 投稿者:ア谷博征投稿日:2006/01/13(Fri) 11:55:35
みなさん、こんにちは。
これから狂牛病(BSE)について、今まで私の理解できたことを皆さまに”分かりやすく”お伝えしていきたいと思います。
イギリスの狂牛病オウトブレイク以来ずっとこの問題を追っていました(マニアではありません。あしからず・・・・・)。
最近、福岡伸一博士の素晴らしい本が出ました。
『もう牛を食べて安心か』(文芸春秋)
『プリオン説はほんとうか?』(ブルーバックス)
この著作を踏まえた上で、お話していきたいと思います。
福岡氏はこの中で、狂牛病の病原体とされる「プリオン」というタンパク質に疑義を呈しています。
さらに、この問題は魚介類の水銀汚染同様、私たちが日常摂取する肉類の問題(さらには食用の家畜の問題)だけでなく、国とは何かを如実に物語るものです。
また、医学やサイエンスの実際も目の当たりにできます。
コメント頂ければ、幸甚です。
「牛がよたよたしている!!,」
ふらついて立つこともできない、あるいは異常行動をする牛が報告されました。
1985年4月。
そうです。
あのイギリスです。
このような症状は、実は羊でも謎の伝染病として観察されていました。
それから遡ること250年。
1730年代です。
日本は明治維新ところか、まだ江戸時代の話。
羊牧場で柵に体をこすりつける(スクレイプ)変な羊を発見。まもなく、狂い死にしました。
これが伝染病と分かったは1930年。
獣医はこの謎の伝染病を「スクレイピー」と名づけました。
この伝染病にかかった羊の死体を調べてみると、脳にスポンジ状の空胞が多数認められました。
脳全体がスポンジのようにスカスカの状態。
これじゃ、羊が狂うのも当然です。
このスクレイピー病原体。
30分煮沸しようが、紫外線照射しようが、消毒(クロロフォルム、フェノール)しようが死にません。
それじゃ、凍結してしまえ!
しかし・・・・・
2ヶ月凍結しても死にませんでした!!!
ぬぬぬ・・・・・・。
不死身の病原体だったのです。
しかも、感染した羊は熱を出すなどの免疫反応がまったくありません。
これは、インフルエンザなど通常の感染症では考えられないことですね。
ある日、長い潜伏期を経て、急に狂いだすのです。
一体、何者なのか???
(貼り付け終わり)
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