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(回答先: 某英国ブログへの投稿 バブル経済の演出と自作自演テロ 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2006 年 10 月 26 日 18:49:42)
いんちきプロパガンダ映画という言葉に触発されて、面白い映画の紹介です。
映画「マルコムX」で有名なアフリカ系アメリカ人の映画監督、スパイク・リーと俳優のディンゼル・ワシントンのコンビによる、「インサイド・マン」という銀行強盗の映画があります。
通常の銀行強盗映画と違ってこの映画が面白いのは、犯人が盗むのは金ではなく、この銀行(NYのウォール・ストリートにある巨大信託銀行)の会長(第二次大戦時代にスイスの銀行に雇われ、ナチスを利用して金儲けをした人物で、戦後その金を元に銀行を設立したという人物。誰かを思い出させるが・・笑)が1948年以来、ずっとこの銀行の貸し金庫に入れてあったナチスの秘密書類だけを持ち出すという話。
ロスチャイルドの有名な言葉、「街に血が流れたら、金儲けの契機だ」という言葉もあったりして、スパイク・リー独特のブラック・パロディーとエンターテイメント的ユーモアの中にもきらりと光る体制批判の言葉を散りばめた「ポリティカル映画」です。
スパイク・リーの父親はミュージシャンで、、スパイク・リー自身も音楽をやるので、音楽のセンスもいいし、モアハウス大学という黒人大学の出身でもあるので、黒人問題も相変わらずちらちら入れているし、カメラ・ワークも芸術的で(?)、面白いです。
配給元はユニバーサルですが、もうアメリカでもこの辺までは一般市民も分かってきているということでしょう。
Inside Man (2006)
http://movies.yahoo.com/movie/1808716085/info
インサイド・マン
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324190/