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「中産階級」が中流と労働者に分離することは、近代化を逆行する事態、西洋古典への回帰に過ぎないので、早急に防止策を打つべきだと思うのです。またこの分離は、せっかく収まっていた、中流・労働者対立を生み出し、結局は、人間を苦しめる要因を一つ増やすだけであると思うのです。
資料を以下に示します。
・資料
小林 由美 (著) 超・格差社会アメリカの真実 評価と批評 -
http://www.asyura2.com/0610/bd46/msg/238.html
B.エーレンライク (著), ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実 評価と批評 -
http://www.asyura2.com/0610/bd46/msg/241.html
Wikipedia:中産階級
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%A3%E9%9A%8E%E7%B4%9A
たびたび、階級について、語らずを得ないので語っているのですが、本当のところ、忘れてしまいたいような話題なのです。中産階級というのは、消費と生産が拮抗している層だと思うのです。この層が減少し、中流と労働者に分離することは、支配者・被支配者の分離という、前近代への逆行を意味しているように過ぎないと思うのです。このことを注意して心にとめておくべきだと思います。戦後日本は、「1億層中流」と呼ばれましたが、中産階級が大多数となり、階級概念が希薄となった時代でした。この社会構造が、日本の活力を支えていたのだと気づくべきではないでしょうか。
階級を分離させず、融合へ収束させるのは、人類の智恵の一つに数えられるべきだと思うのです。
(対抗言論お待ちしております。)