★阿修羅♪ > 議論24 > 392.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 生物の基本は弱肉強食 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 10 月 04 日 23:06:38)
この中で
> 狭いケージの中で飼育されたマウスやハムスターには共食い(ともぐい)がときどき観察されます。これは、人工飼育というストレスが共食いの引き金になるからで、自然界では極めて稀な現象です。
というのが人間の「弱肉強食主義」に関係しているのではないかと思う。
人間の精神状態が「狭いケージの中で飼育された」余裕のない状態になると、
「ストレスが共食い(弱いものいじめや攻撃や詐欺商法)の引き金になる」ということだと思う。
あと、チンパンジーは暴力的ですが、ボノボは平和的です。知性もボノボの方が高いらしい。
----
http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/lifestyle2/mammaleating.html
2005年08月22日
なぜ、哺乳類を食べてはいけないか (3)仲間を殺す−その3
人間以外の動物は仲間を殺さないと書きましたが、もちろん例外があります。ライオンの「子殺し」が知られています。ライオンはプライドとよばれる複数のメスと子ども、それに1-7頭のオスからなる群れをつくっています。複数のオス(動物学はこれを「連合」と呼んでいます)はつねに行動をともにしています。連合は、激しい闘いの末にいつか日か別の「連合」に乗っ取られます。
この乗っ取りの直後に、群れにいる20ヵ月齢以下の子どもは新しく侵入したオスの攻撃を受けます。なかでも6ヵ月齢以下の子どもは乗っ取り後2ヵ月以内にほとんど殺されてしまいます。子どもを殺されたメスは間もなく発情し、乗っ取りオスと交尾します。自分の父親が群れにとどまっている期間内(平均26ヵ月)に十分成長できなければ、ライオンの子の生存は保証されません。というのは、メスは、妊娠中(約6ヵ月)と哺乳中(約8ヵ月)は発情しない(排卵が起こらない)からです。新しく侵入したオスはメスを発情させるために子どもを殺すのです。*
*上記は「土肥昭夫・岩本俊孝・三浦慎悟・池田啓一『哺乳類の生態学』東京大学出版会、1997年1月」に由っています。
ところで、乗っ取りオスライオンは殺した子ライオンをを食うでしょうか。普通は食いません。群れが移動したあと、ハイエナやハゲワシがその死体を始末します。
皆さんはライオンの子殺しを「畜生(けだもの)の浅ましさだ」とお考えでしょうか。
2005年08月23日
なぜ、哺乳類を食べてはいけないか (4)仲間を食う(共食い)
牙を剥いて相争う、貪(むさぼ)り食う、近親姦が多いなどという理由でヒト以外の動物を畜生と軽蔑してきたのでしょうね。餓鬼(餓えと渇き=ガツガツ食う)も阿修羅(争い=殺しあう)も現世の人間世界にあります。でも哺乳類の畜生は仲間を食わないという点で人と異なります。
狭いケージの中で飼育されたマウスやハムスターには共食い(ともぐい)がときどき観察されます。これは、人工飼育というストレスが共食いの引き金になるからで、自然界では極めて稀な現象です。
バナナで餌付けされているチンパンジーが、縄張り争いで他の群れの個体を殺したり、同じ群れの仲間を殺して食ったという観察例が報告されています(ジェーン・グド−ル著、上野圭一訳『森の旅人』角川書店、2001年1月)。ヒトに近縁のチンパンジーは本能の一部が壊れているのでしょう。
何日も獲物狩りに失敗して餓えたライオンのプライドが他のプライドに出逢った場合、襲いかかるでしょうか。自然界にあっては、動物は同種の他の個体を食用に狩ることはありません。自らの命をかけて他の群れを襲わないまでも、自分の群れの餓え死にが近い個体あるいは病み衰えた個体を食うでしょうか。あるいはすでに息絶えた個体を餌として食うでしょうか。食わないのが畜生(けだもの)です。ところが人間はときにヒトを食べることがあるのです。
----
----
http://www.nsism.com/animal/mantis/
かまきりの飼い方
実際かまきりを個人で飼育するのは難しいので、ここでは読み物として書いておきます。えさはとにかく生きた昆虫です。これをコンスタントに供給できるかどうかがかまきりの飼い方のポイントです。(もっとも他の肉なども食べるようですが)かまきりはえさが不足すると平気で共食いを始めるので、ばらばらに飼うか、えさをたっぷり与えるかしなくてはいけません。あとは明るいところに置き、乾燥しすぎないように注意すればいいでしょう。この時、隠れ家になる小枝・草などがあるとより安心です。
----
----
http://ja.wikipedia.org/wiki/ボノボ
ボノボは、チンパンジーと同じPan属に分類される類人猿である。ピグミーチンパンジーとも呼ばれる。ボノボは、人間とチンパンジーが共通祖先から分かれた後にチンパンジーから進化した類人猿である。
・・
ボノボの知性は他のチンパンジーよりも高いと考えられているが、野生での道具使用は報告されていない。ボノボに言葉を教えるプロジェクトが米ジョージア州立大学言語研究所のスー・サベージ・ランボー博士らにより行われており、カンジと、その妹のパンバニーシャという2頭のボノボは英語を文法もふくめ理解することが確認された。 プロジェクトで飼育したボノボは以下の事を自ら、若しくは人間に声のみによる指示を受け行う。
薪を集め、百円ライターで火をつけ、たき火をする。
そのたき火でハンバーグを焼く。
水道から鍋に水を入れ、インスタントラーメンを作る。
特殊なキーボードを使い、人間と会話する。
ルールを正確に理解し、パックマン(ビデオゲーム)で遊ぶ。など。
上記の映像がNHKスペシャルで放映されていた。
----