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(回答先: 信用創造とは 投稿者 縄文ビト 日時 2006 年 8 月 08 日 16:08:43)
前にも書きましたが信用創造は銀行(金融機関)が民間もしくは企業に貸付を行うことによって
造りだされます、それは何パーセントかの準備金だけを手元に残して置くだけで何回でも貸付
を行えるものです。貸付を受けた企業なり個人はその資金で市中から商品を買うわけです。
また前にも書きましたが金融機関が預金者からの預かり金で市中から商品を買ってしまったの
ではただ一度の流動性増加になってしまいますが、銀行は金利分が取れることからできるだけ
多くを貸し付けたいわけです。そこから現在の流れとしては不動産担保で失敗(バブルの崩壊)
したことから信用協会の信用保証をつけることによって貸出しを増加させ景気のてこ入れを政府
一丸となって行っているわけです。
つまり市中には銀行(金融機関)が貸付を行うたびに流動性は増えます。現在ではそれをケイン
ズ経済論に変わって日銀が行っている金融政策となっているものといえます。つまり市中に財及びサービス(実際は労働)の交換が活発に行われるためのお金(流動性)をだぶつかせることに
より景気浮揚をもくろんでいます。
ただしせっかく市中の流動性を増加させたとしても、格差という名の、今までにないほどの偏っ
たかたち(持てる者と持たざる者)で市中の流動性は減少していきます。それはザルで水を掬う
ようなものです。僅かに、情け無いものとして(人間社会を呪いたくなる)流動性を増加させる
ものとして消費者金融が貸し付けるお金があるだけです。
元にある悪しき面を取り除かない限り、この傾向はますます強くなるばかりです。