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(回答先: 小型水爆の実験の意味もあったのでは? 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 8 月 31 日 22:35:33)
小型核爆弾の実物写真(90年代まで実戦配備のもの)
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/2950.gif
>それと設置が極めて簡単な超小型の爆弾の可能性は無いのでしょうか。
>手の平サイズのような。
「小型水爆」という用語が大手を振ってますけど、核爆弾でも「起爆部分」と「爆発部分」があります。
「起爆」装置は、通常爆弾の「信管」にあたるものですが、これが馬鹿でかいのですね。「広島型」原爆(Mk1)の場合は、総重量約5tに達しますが、ウランは50キログラムにしか過ぎません。
ついでに言えば、その積載されたウラン50キログラムのうち、1キログラムが核分裂反応を起こしたと推定され、破壊力はTNT換算で約15キロトン(5.5 × 1013ジュール)だそうです。
(参考>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4)
なお、現在の亜米利加の汎用核はダンパー(反射レンズ)などの技術開発とともに、「爆発部分」はウラン(広島)型、プルトニウム(長崎)型ともに10キログラム強で、大き目のソフトボールくらいの大きさと言われてます。(軍事機密につき、詳細は不明)
結論的に言えば、かりに手の平サイズの核物質(原爆)や重水素(水爆)で爆発反応させることが出来ても。肝心の起爆装置はどうなるの?ってことですね。
参考に90年代までの最新式小型核の写真も掲示しましたが、如何に「爆薬相当部分」(ウランや重水素)を小さくしようとも、「起爆装置」の小型化には限度があるってことです。
逆に言えば、「核の小型化競争」は、「起爆装置の小型化競争」でもあるわけで、阿修羅に掲示される情報は、その点が”意図的にか、核への無理解のためか”、すっぽり抜けていると思う次第です。