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私は最初は阿修羅の木村愛二氏のレスから「古代アフリカエジプト史への疑惑」に入った。
私が本当に興味を持って、関心を示していることが伝わらない。私が首狩り族を紹介したのは、首狩り族がかなり日本や西洋と張り合う侮りがたいものを持っているということを言いたかったのだ。しかし、これは他の投稿者には伝わっていない。19世紀まではアジアは日本以外の国も西洋に張り合っていたのだ。日本だけがアジアではないし、ジャワ人だけがインドネシア人なのではない。
私が本当に言いたいことと、受け取る側の間にはずれがある。「私が言いたいのはそうではない」と言いたくなることがある。たとえば、欧米の侵略で強調したいのは、19世紀まではアジアは日本以外でも西洋と張り合っていたという点だ。16世紀の時点ではアジアはまだ日本以外の国も西洋を押していた。
私がここで本当に言いたいのは、「人間がいる限り他の地域でも似たような事象があるのではないか。良い面でも悪い面でもある地域・人種・民族ばかりの特徴にするのはおかしいんじゃないか」ということだ。そこに最大の引っかかりを感じていた私は、四大文明から始まる世界史にも疑問を持つようになり、四大文明が大河から発生したのなら、コンゴ川やアマゾン川から始まる歴史があったっておかしくないだろうと思った。そこで検索したらまたまた「古代アフリカエジプト史への疑惑」にたどり着いたのだった。
私はある地域・民族へのステレオタイプなレッテル張りが嫌いなんだ。シベリアといえば、ロシア・ソ連政府による「戦後のシベリア抑留」とか「シベリア強制収容所行き」という酷寒の暗いイメージしかないが、あの土地にだってロシア・ソ連政府に強制される何万年も前から人が住んでいるのだ。人類があんな寒い土地でどうやって生きてきたのか?それが文明だと思う。これまではある事柄に賛成・反対、どっちの陣営の人でも人類の全ては良いのも悪いのもある一点から始まったという見方が強かったと思う。私は基本的にそれには反対したい。
しかし、残念ながらアフリカより古いタイプの人種はないらしく、人類の起源だけはアフリカから始まり、他の地域からも同時発生した訳ではないことは認めねばならないようだ。アジア人もアフリカ人と同じくらい古いとちょっと思いたかったのだが、白人も黄色人種もアフリカ人から分かれてきた訳だ。いくらへそ曲がりの私が常識を壊したいと思って、必死になって検索しても、どうもアフリカ→アジア→オセアニア・アメリカの順の辺りは覆りそうにないように思った。間違っても人類がアマゾン川から北上していった訳ではなさそうである。