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日本の悪循環を断ち切るには、Kは労働者の地位の向上が急務だろうと思っている。
企業の業績はUPしているが、景気の閉塞感は依然として継続している。
特に地方部ではかなり深刻な状況が継続している。
低所得者層も生活は益々苦しくなっている気がする。
年収が200万円あまりという人も増えているらしい。
仮に時給800円で一日8時間雇用で月20日の労働者の月収は128000円である。
年収は約150万円である。
この辺りが、安定的な収入が得られる非常勤労働者としては天だろうと思う。
時給がもっと高いバイトはあるだろうが、短時間か不安定(一時的な物)
が多いだろうと思う。
このレベルの収入になると厚生年金とか所得税とか様々な社会的負担も発生するので
手取り的には約120万円程度だろう。
月10万円で暮らせるか?これはかなり厳しいと言えるだろう。家賃光熱費で5万、生活必要費で3万、食費で2万(一ヶ月で90食なら一食222円くらい。)
多分だが、独り身の定職を持たない人の生活というのは成り立たないだろうと思う。
一人でも厳しいのだから、家族を持っていれば、これは絶望的だろう。
この辺が失業者のリスクとなって、企業という組織への依存度が高まるのだろう。
http://asyura2.com/0601/social3/msg/276.html
を読んで頂きたい。
管理職という名の「労働者」の実情が噴出してきたのだろう。
Kは前から「管理職という名の労働者と資本階級(経営者)は区別すべき」と提唱しているが、労働階級へのしわ寄せによって達成されている企業収益の回復では「どこかの労働階級層に吹き出す」のである。
最近では無賃金労働に対する監視の強化が厳しくなってきたが、根本的に「労働者への長時間過密労働で利潤を上げる」という企業の経営体質が変化しないなら、どこかの労働階級にしわ寄せが来るのである。
今回は「残業時間という規則が適用されていない労働者」に多く吹き出したわけだが、これは逆に言えば、管理職は資本階級(経営者)ではない。という証明である。
少しでも自由裁量権があれば「自分が過労死するほどなら、雇用人員を増やすはずだが、その権利すらもない現場監督」にすぎないと言う事である。
労働組合を始めとする多くの労働者はこの辺を良く理解する必要がある。
資本階級の罠に陥って、労働者階級の分裂をさせられてしまっているのである。
今必要なのは、労働階級層の「思想・政党を超越した大同団結による多数派形成」なのだろうと思う。
管理職ではなく「支配階級」に対して対抗していく事が重要だろうと思う。