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(回答先: 北朝鮮は精神病国家として扱うべきだ。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 7 月 10 日 21:28:52)
北朝鮮云々はおいておくとして、ここでの論争は「精神病患者」という表現の問題ですよね
差別用語という概念は日本特有の物という事も聞いた事がありますが、兎も角、外国では日本と捉え方に違いはあるのでしょう。
日本の差別という概念は「見たくない物に触れたくない」という裏向きの差別という面があるのをKは感じています。それは過去にも少し書いています。
総合失調症と言う用語は「その症状(病名)を理解する人が大多数になれば新たな差別用語になる」とKは思います。日本の差別用語は「単に他人に知られたくない=隠蔽し、無い事にする」という側面が感じられます。
それは「恥の文化」と言う側面ですが、言い方を変えれば「逃げの理論」でしょう。
見たくない、知りたくない、触れたくない。と、兎も角、関わりを避け、正面から向かい合いたくない「そんな物は存在しない=抹殺して、無かった事にしたい」という考え方に起因している逆の意味の差別意識が「差別用語を形成していく」という面が、結構な比率であるという気がします。
「今現在、間違いなく存在している事実」に対し、向かい合わなければ「立ち去って、消え去る」という考え方は「幽霊を忌み嫌う」という「回忌の文化」に起因しているという考え方もあるそうですが「祝辞の時の禁句」というような「日本独自の文化」とも関連しています。
Kは「精神病患者」という用語を「デリカシー」とか「患者さんへの思いやり」という論理に集約するのではなく(この場合、実際には患者さんへの配意ではなく、患者さんから関わりを切る事ができない周囲=親戚・縁者への配意が主体になっているという面もありますが)、現実に存在する問題を、いかに捉え、対処・改善させるのかと言う視点から考察していくのが正解だろうと考えています。