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国家破産版での愚民党さんの投稿に寄せて。
「今後、原油の高騰は止まらない 【SENKI】」
(http://www.asyura2.com/0601/hasan46/msg/351.html
投稿者 愚民党 日時 2006 年 5 月 18 日 05:57:57: ogcGl0q1DMbpk)
ドルの減価それ自体はこれまでにも繰り返された事であり、大騒ぎする事とも思えません。問題は、ドル減価が国際通貨体制の崩壊につながるのかどうかです。つまり、国際金融取引の破綻を引き起こすのかどうかです。
金融取引の破綻は貿易決済の混乱にもつながり、世界経済が大混乱に陥ります。本当にそうした事態が起きるのか。当然様々の見解が有り、その時にならないと分からないというのが正直なところでしょう。
確かに、従来になくその懸念が広がっているようです。そうした事態への対応が真剣に考慮されてもいるようです。その時何が起きるのか、我々も無関心でいられません。
ただ、これまでのグローバル化に批判的な立場からすれば、当然起こるべき破局であり、ある意味で、待ち望んだ事態とも言えるでしょう。その待ち望んだ事態の到来を迎え、何が出来るのか、なにをすべきなのか、その事の検討が急がれます。
原油価格の高騰にしても、需要の増大や資源の枯渇とは別に、ドルの減価が中長期的に見込まれる以上、当然の成り行きです。日本人が輸出に励み苦労して多額のドルを手に入れても、手にしたドルが減価するのですから、輸入原油に依存する経済は永遠の苦役から逃れられないことになります。否応無く、石油離れを進めるしかないということです。
危機は再生へのチャンスでもあります。再生への道を探りましょう。「このままでは、よくないだろうと分かっていても、考える余裕も、転換する余裕もはないわね。」などと軽口を叩いている時ではないでしょう。