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アイルランドの歴史に関する資料サイト
http://www.asyura2.com/0601/dispute23/msg/308.html
投稿者 たかす 日時 2006 年 5 月 11 日 16:55:29: ifeEPcYg7BdHI
 

北アイルランドの紛争の歴史
(History of Northern Ireland Conflict)
http://www5.ocn.ne.jp/~kanebon/bstkitaireland.htmより抜粋転載
宗教改革が起こり、新旧対立両派の権力争いはヨーロッパ中に広まる。イギリスのチューダー王朝は、ヨーロッパの宗教戦争に巻き込まれることを懸念し、当時イギリスの敵だったスペインとアイルランドが手を組みイギリス占領がなされないよう、アイルランドを完全にイギリスの支配下におくことにした。こうしてヘンリー8世がアイルランドのイギリス化につとめはじめ、イギリスの駐留は1922年の独立まで、400年も続くことになる。ヘンリー8世は宗教改革を行うが失敗、時はエリザベス1世の時代、彼女は外交的軍事的強硬を巧みに使いわけて、イギリスの支配地域をアイルランドに徹底的に広げていった。
アルスター(現在の北アイルランド)は、イギリス通で軍事戦略にたけているヒュー・オニールのもとに置かれる。彼の軍勢はアイルランド各地方のイギリス駐屯地を破り攻撃を繰り返した。当時のイギリスの恐れは、ヒュー達とスペインが手を組めば、侵略される恐れがある。エリザベス1世の指揮により、イギリスは非情な政策にでた。彼らは敵対する地域の作物を刈り、畑や農家を焼き払い、恐ろしい飢餓が始まり、厳しい冬が待っていた。その後イギリス軍の巧みな軍事力と、逆に軍事戦略とはおぼつかない程のアイルランド軍の動きの鈍さに加え、結果はイギリスがアイルランドの殆どの地域を統治することに成功。エリザベス1世は息をひきとり、チューダー王朝は終わった。

しかし、アイルランド北部のアルスターだけは、チーフテンと呼ばれるこの地方の族長が力を維持していた。そこでイギリスはこの地に、スコットランド人を中心とするプロテスタント移民やイギリス王室に忠実だったプロテスタントのプレスバイテリアン:長老教会派などを送った。 しかしついに、ヒューや他の族長率いるアルスターもついに降伏。当時のイギリス王ジェームズ1世は「王への忠誠と引き換えに土地の保有」の許可を与える。しかしヒューらが海外へ逃亡、人民を守っていた役割をこなしていたリーダー達がいなくなり、イギリスはアルスター人民に「主人に忠誠を誓えば各自の権利は守られる」と申し出て、今まで一番イギリスに屈しなかったアルスター地方に対し、徹底したイギリスの植民地化を行う。彼らは少なくとも郷里に住み続けられるし、領土争いや最低レベルの農民で貧しく暮らすよりかは、イギリスの領主の下で小作人になって安定した収穫を得て年貢を納める方が楽との見方をし、忠誠を誓うことになる。
クロムウェルによるアイルランド制圧により、イギリスによるアイルランド植民地化に拍車がかかる。彼はイギリス議会からアイルランドの討伐の指揮をとるよう命じられ、軍事的勝利がイギリス議会の安定をもたらし、土地の没収は部下への十分な報酬になると計画していた。彼は土地を収奪し、その代わりに不毛の荒地を与え、それを拒んだ地主を西インド諸島に奴隷として売りさばき、絶え間ない大虐殺が繰り広げられた。
(貼付終了)
1919年1月21日
アイルランド独立宣言
http://hanran.tripod.com/irish/record/19190121a.htmlより抜粋転載
1919年1月21日第1回(全アイルランド)ドール・エアラン会議にて発表
アイルランド国民は本来自由な国民なるがゆえに。
また、700年間、アイルランド国民は外国の強奪に対する拒否を止めたことはなく、繰り返し戦って抗議してきたがゆえに。
また、この国における英国の規則は、今も、そしてかつてずっと、強制と詐欺に基づいたものであり、また国民が宣言した意思に対して軍事占領を行なってきたがゆえに。
また、1916年の復活祭の月曜日、アイルランド国民のために活動しているアイルランド共和国軍(IRA)によって、1916年の復活祭の月曜日、アイルランド共和国が宣言されたがゆえに。
(中略)
アイルランドにある外国政府はわたしたちが決して許容しないわが国の権利を侵略しているということを、わたしたちは厳粛に宣言する。そして、英国守備隊がわが国から引き上げることを要求する。
わたしたちは、わが国の独立に対して、世界のあらゆる自由な国家からの認知と支援を要求する。そしてわたしたちは、独立国家である状態こそ、今後の国際的な平和の前提であると宣言する。
アイルランド国民の名において、われらの父祖に苛酷な圧制の数世紀を忍耐し続けるだけの勇気と決意を与えられた全能なる神に、謹んでわれらの運命をゆだねる。そして、わたしたちまで伝えられた大義の正当さが強められ、自由を達成するようわたしたち自身に誓約した闘いの最終段階に、神の恵みあらんことを。
(貼付終了)

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