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(回答先: 金融、および、賃金契約による支配が、最上位となるのは、市民たちがそれを効果的と思っているためであろう。 投稿者 乃依 日時 2006 年 3 月 30 日 14:55:23)
http://oka-essay.seesaa.net/article/15110586.htmlより引用
フランスの首相ドビルパンは「国内企業・雇用の保護」を政策に掲げてきた訳で、それで国民の支持を得てきた。しかし雇用はなかなか回復しない。何故回復しないか。「国内雇用」と「国内企業」双方の保護がリンクしないからだろう。
例えば洋服を作るアパレル工場があるとして、企業が利益を上げようと思った時、「同じ事をやって同じ結果が出る」ならば、フランス国内よりも東欧だとか別の人件費だのの固定費が安い地域で作ってやっちゃった方が企業としては利益が上がる。企業は否が応でも国際競争に巻き込まれ、その中で利益を上げなければならない訳で、国内に引きこもっていても競争に勝ち残れないし、成長しない。
それはつまり「国内企業の保護」は必ずしも「国内雇用」を保障しない、と言う意味になる。
フランスのデモ、沈静化の兆し見えず
http://mbs.jp/news/jnn_3251306.shtml より引用
フランス政府が打ち出した新しい雇用政策に反対する学生らの抗議運動は、収まる兆しを見せていません。21日にはパリを含む各地で抗議デモがあり、警察の集計によりますとおよそ4万人が参加しました。
新しい雇用政策に反対する街頭での抗議デモは、パリを含めフランス各地の主要都市で行われ、大学生や高校生などが参加しました。
警察の発表によりますと、この日のデモに参加したのはフランス全土でおよそ4万人。一部の都市ではデモ参加者が治安部隊と衝突し、37人が逮捕されたという事です。
また、フランスでは学生の多くがこうしたデモに参加しているため、高校や大学など全体のおよそ7割の学校で、授業停止などの影響が出ているという事です。(22日14:45)
上記のように現在フランスでは大規模なデモがおこなわれています。
これからの資本主義社会を考えたとき雇用が減少こそすれ、増大は無いでしょう。このような政策はフランスだけではなく、世界各地に広がるでしょう。どのような手が打てますか?人間の労働に替わってロボットが物を作る時代、人に金を渡さなくてはロボットが作った商品は捌けません、そこから新たなデフレが始まり、雇用が減少します。
フランスのことを対岸の火事としてみていたら、あなたの足元にも火がつきますよ。
このことを多くの人々が心配をしているわけです。心配していない人は珍しいと思いますが。いかがでしょうか。