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ロボットが、世界を認識できるようになる、という、研究者達がいます。そして、自分を認識すること、意識する事も、できると。
もちろん、始めは、そのようなロボットを、人が作り出します。しかし、一度、そのように作られたロボットは、自分のプログラムを、自分で改版するようになるでしょう。
たぶん、世界の事象を認識させるプログラムは、帰納法を使わざるを得ないです。であれば、どこかで、多くの事象を過度に一般化することが生じます。ロボットは、過度に一般化するとき、一般化した事が事実であると信じるでしょう。
過度に一般化したことを、事実であると思い込む事は、宗教の始まりのひとつだと、思います。たとえば、人間が起こす事象を、過度に一般化すると、抽象的な人間が、全てを起こすことになります。
かくして、ロボットも、抽象的な人間が、すべての事象を起こすと信じれば、ロボットは、神を信じ始めた事になります。
ここで、一般化の度合いを、ロボットによって、異なるように作っておくとします。すると、一人一人のロボットは、別のロボットとは、少し異なって認識をするようになります。個性のはじまりです。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。