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□「ミラクルベビー」を授けるという怪しげな牧師、ついに逮捕=英国 [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2875296/detail
「ミラクルベビー」を授けるという怪しげな牧師、ついに逮捕=英国
【ライブドア・ニュース 12月18日】− AP通信によると、不妊症の女性や閉経している女性に神への祈りを通じて、「ミラクルベビー」を授けることができると称し、イギリスで布教活動を行っていたケニヤ人牧師が、先週、ロンドンで、児童誘拐罪で逮捕された。
逮捕されたのはギルバート・デヤ容疑者(54)で、自らを国際宗教の牧師だと称し、イギリスの数カ所の教会で布教活動を行い、その信者数は3万4000人に上る。同容疑者は、逮捕後、裁判所に保釈金を支払って釈放されたが、来年1月には審理が再開される予定だ。同牧師は、自身のウェブサイトで「私は児童の密売人などではない、神の名における奇跡に従う牧師だ」と主張している。
この誘拐事件をめぐっては、ケニヤの警察当局が2004年に同国の首都ナイロビにあるプンワニ産院を家宅捜索しており、2005年9月には、ケニヤの警察当局は、同容疑者が国際的な児童誘拐団に関与している疑いがあるとして、逮捕状を出している。調べによると、同容疑者はミラクルベビーのお産のために妊娠した婦人をケニヤの病院に送り込んでおり、数人の母親が、このプンワニ産院で出産した後、病院から赤ちゃんが突然消え、病院からは死亡したと説明されたことに疑問を抱き、ナイロビの警察に捜査を依頼していた。
また、ミラクルベビー失踪事件をめぐる裁判が、2004年11月にロンドンで行われたが、その際、判事は子供は誘拐されたとの判断を示している。同裁判では、イギリス在住のナイジェリア人の「Mr. & Mrs. E」(仮称)夫妻が証言台に立ち、デヤ容疑者に子供を授かるよう助けを求めると、ロンドンでの妊娠検査では陰性だったものの、同夫人はまもなく妊娠したと思い、出産のためケニヤに送られ、医師と思われる人から出産の痛みを緩和する注射を施され、そこで1人の赤ちゃんを出産、さらに、2003年9月から2004年6月までにナイロビの別の産院で2人を出産したと証言した。
また、同夫人は、出産の瞬間を自ら目の当たりにすることはなかったが、毎回、出産すると生まれたばかりの赤ん坊は同夫人が見えるように、顔のそばに運ばれ、毛布で包まれて、そのままどこかへ連れて行かれたという。
デヤ容疑者の妻、メアリーら5人の容疑者も、デヤ容疑者がミラクルベビーと称する2人の赤ちゃんを誘拐したとして逮捕され、現在、公判が進められている。【了】
ライブドア.ニュース 児玉直美記者/em (参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年12月18日14時44分