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http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY200610040467.html
シェルター買い手なし、金延べ板換金 オウム被害者賠償
2006年10月04日21時40分
オウム真理教(アーレフに改称)の破産管財人は4日の債権者集会で、サリン事件などの被害者賠償のために進めている資産処理の状況を明らかにした。教団関連先で見つかった金の延べ板が換金された一方、長野県内の山肌に建設された核シェルターやスリランカにある茶畑など、買い手がつかないまま「塩漬け状態」となっている資産もあった。
延べ板は00年、元幹部の子供が暮らしていた埼玉県都幾川村(当時)の住宅で見つかった。テレビ台にあったビデオケースに2枚が収められ、村役場が管財人に引き渡した。1枚1キログラム。416万円で売却した。
一方、教団が核シェルターを建設した長野県川上村の山林17ヘクタールは買い手がつかない。解体に金がかかる上、造成が不十分で、台風の時に土砂が流された。「普通の人は買わないだろうし、公費を充てるのも割に合わない」と村の職員はいう。
海外資産では、土地が広すぎて交渉が難航するケースもあるという。