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皇帝がいちばん偉いのだ
戦後、国民の反発を恐れて天皇制を廃止できなかったGHQだが、その代わりに将来的に天皇家が滅亡するように宮家を思いっきり削減してしまった、というのは有名だ。それが現在の混乱の元になっているわけなんだが、なぜ、アメリカがそこまでこだわったのか、という理由はあまり明らかにされていない。これはもう単純な話で、「皇帝は王様より偉い」から。外交儀礼においては、皇帝>ローマ教皇> 国王・女王・スルタン>首長、公など>共和国の元首という序列がはっきりと定められていて、しかも困った事に、現在、世界中を探しても「皇帝」というのは日本の天皇しかいないのだ。アメリカの大統領より、イギリスの女王より、ローマ法王より格が上なのだ。1974年まではエチオピアにも皇帝がいたが、これは廃位、レゲエのおっさんたちが懐かしんでいるが、時既に遅し。ちなみに「皇帝」の定義というのは「複数の王、領土を束ねる」という定義があって、イギリス国王もかつてはこれで「皇帝」と呼ばれたが、海外領土を失った今では単なる「国王」である。それに「王様」は誰でも勝手に名乗れる。吉祥寺あたりにもエレキを弾いて歌う「王様」がいるらしいのだが、「皇帝」は別の皇帝に認めてもらわないと「皇帝」になれない、などという不文律もあるらしい。そのため袁世凱(自称・中華帝国皇帝)は本物の皇帝とは認められてなかったりする。と、ここまで考えてみると、ひとつはっきりしてきた事がある。今、唯一、世界に残った皇帝である「日本国天皇」が皇帝という地位を失ったら、二度とこの世の中に皇帝は出現しないのだ。こういうのはカネで買えないからね。おいらは別に右翼ではないが、外交上の損得勘定から考えても、こういう存在は貴重な文化遺産である。
http://my.shadow-city.jp/?day=20060909