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□偽装ばれないよう宗教に祈願FAX 木村被告初公判…耐震強度偽装事件 [スポーツ報知]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/earthquake_proof_camouflage/story/20060908hochi012/
偽装ばれないよう宗教に祈願FAX 木村被告初公判…耐震強度偽装事件 (スポーツ報知)
耐震強度偽装事件で、構造計算書が偽造されたホテルやマンションを多数施工した、木村建設(熊本・八代市、破産)の社長・木村盛好被告(74)の初公判が7日、東京地裁で行われた。
木村被告は建設業法違反(虚偽申請)は認めたが、新築工事を請け負ったホテルに偽装があると知りながら、工事代金を詐取したとする詐欺罪については「偽装を知りませんでした」と否認した。
ところが検察側は、木村被告がすでに報告を受けていた偽装がばれないよう、入信する宗教法人に「祈願書」をファクスしていたと指摘。責任逃れの“神頼み”に走った様子が浮かび上がった。
木村被告の妻の供述によると、この宗教では、祈願書をファクス送信すれば神様に届く。木村建設の元東京支店長・篠塚明被告(45)から、姉歯秀次被告(49)の構造計算書偽造を知らされた後の昨年11月7日、木村被告はファクスを送った。
読み上げられた祈願書には、姉歯被告の責任やマンション名、「最悪です。ばれたら逃れる道はありません」「今は木村建設に捜査は来ていないものの、非常に危険な状態です」などの訴えがつづられていた。「国交省の調査がヒューザーだけで終わりますように。なにとぞお助けください」と締めくくられている。
ダブルのスーツ姿の木村被告は、立って行う罪状認否でいすに座ろうとしたり、裁判官の「職業は?」の質問に「ふんっ?」と聞き返すなど、周囲を心配させた。弁護側は公判後、保釈申請した。
[2006年9月8日8時00分]