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ペンタゴンとイスラエル軍が作った福音派5千万人の狂信集団(T.メイサン:全訳)
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投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 8 月 21 日 02:58:53: SO0fHq1bYvRzo
 

ペンタゴンとイスラエル軍が作った福音派5千万人の狂信集団(T.メイサン:全訳)


8月18日付のボルテール・ネット(スペイン語版)は、『CUFI:イスラエルを支持する5千万人の福音主義者(El CUFI: 50 millones de evangelistas partidarios de Israel)』と題するティエリ・メイサン(Thierry Meyssan)の論文を掲載しています。

このCUFI(イスラエルのためのキリスト教徒連合)は、ペンタゴンとイスラエル軍の肝いりで昨年末から創設準備がなされ、レバノンへのイスラエルの侵略が本格化したこの7月18日に創立記念行事を行っています。

この投稿の下に私からの若干のコメントをレスとしてつけることにして、ここでは原文のままに訳します。

* 注意
《 》は写真に添えられた説明書きで、その上のUrlをクリックすると写真を見ることができます。【 】は私からの訳注です。また[1][2]等は本文に書かれた注釈番号で著者による脚注がありますが、英語版のリンク先のあるものはそのUrlを載せました。


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http://www.voltairenet.org/article143135.html

米国における新たな親イスラエルの動き
CUFI:イスラエルを支持する5千万人の福音主義者

ティエリ・メイサン筆

その国民が福音派教会に集合するために政党を見捨てる国の中で、その信者たちの情報操作によって世論の枠組み作りが始まっている。レバノンに対する攻撃準備をする傍らでペンタゴンとイスラエル軍はCUFIを頼るべき足場にした。そこはクリスチャン・シオニストが集まる団体であり、その目的は福音派協会5千万人の信者たちを戦争好みの闘士に作りかえることである。

2006年8月18日


http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/one390.jpg
《写真説明:「イスラエルのためのキリスト教徒連合(Cristianos Unidos por Israel – CUFI)」の集会。CUFI結成準備会でのジョン・ヘイギー(John Hagee)師(2006年1月7日)》

レバノンに敵対する――そしておそらくはイランに敵対する――戦争に対する米国世論の支持を保証するという見地に立って、ペンタゴンとツァハル(イスラエル国防軍)は2005年の末に、福音派教会の5千万人の信者たちを動かす作業にあたる動員組織を作り上げた。その計画の中心軸は、「イスラエルのためのキリスト教徒連合(Cristianos Unidos por Israel – CUFI)」という名を負う単一イデオロギーの機構に教会の指導者たちを駆り集めることにあった。この新しい組織の機能は、指導的階層の中での裏工作に関してAIPAC(American Israel Public Affairs Committee)[1]に取って代わるというようなものではなく、福音派教会の本部でシオニストの神学を宣伝し、さらには米国人の多数派が好戦的イスラエルに対する支持を宗教的義務であると感じさせることである。

2006年1月にある本が出版され衝撃を巻き起こした。それはJerusalem Countdown: A Warning to the World... the Last Opportunity for Peace(エルサレム・カウントダウン:世界への警告・・・平和にとっての最後のチャンス)[2]である。この本は米国の巨大な市場で即座に、そして3ヶ月も連続して、最高の販売を記録したのだ。

その深みにはまること無しにこの本の内容をまとめてみることにしよう。その中でイランが、エルサレムの上に核爆弾を飛ばしてイスラエルを消し去ることを望む狂信者たちに率いられる国であると断定されている。イスラム教徒とロシア人によるイスラエルへの侵略の後で、米国は、イスラエルのコントロールを受け、中国と欧州連合に対抗して第2の戦争を引き起こさなければならないのだ。この戦争は、欧州連合の大統領という形をとった反キリスト[3]の登場の舞台を整えるであろう。最終的に一つの恐ろしい核戦争がその時期を終わらせるのである。決定的な戦いはメギド(ハルマゲドン)で起こる。その後に栄光のキリストが、信じる者達に報いを与えるために、この地に戻ってくることができるであろう。幸いなことにイスラエル軍とペンタゴンが、新型の戦術核爆弾の使用に頼りながらも、予防的な介入を通して運命の秤を正しい方向に傾かせることができるのだ。こうして、もはや遅らせること無しに戦争に突っ走ることだけが解決方法なのである。

この軍事的かつ宗教的な性格を持つベストセラーの著者は、クリスチャン・シオニストの新星、テキサスの牧師であるジョン・ヘイギー(John Hagee)である。[4]

http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/two390.jpg
《写真説明:2006年7月18日のCUFI創設記念バンケット》


●クリスチャン・シオニストの起源

歴史的に言えばシオニズムは、ユダヤ教徒よりもはるか以前からキリスト教徒にあった現象である。シオニストのキリスト教徒たちは自らを第2の選民と信じ、その運命がユダヤ民族の運命に結び付いていると信じている。彼らにとってキリストの再臨は、唯一ユダヤ人たちがパレスチナに戻るときにのみ起こるものである。したがって終末のときを都合の良いようにするためには、黙示録の大災害を引き起こすことに恐れを抱くことなく、ユダヤ人のための国家を再建させなければならないのだ。

自分の国を第2のイスラエルとしてパレスチナでのユダヤ人国家創設を呼びかけた最初の国家指導者は、17世紀の英国清教徒オリヴァー・クロムウェル(Oliver Cromwell)であった。王国が復活した後にその支持者たちは王国から追放され、あるいは北アイルランドかオランダに逃げた。もっと後になって南アフリカとアメリカ大陸での植民地を作り上げた。しかしその政治的・宗教的な道程は英国全土で消え去ることは無かった。さらにヴィクトリア時代の首相ベンジャミン・ディスラエリ(Benjamin Disraeli)【訳注:1804-1881:英国国教の洗礼を受けていたがスペインからイタリアを経て英国に移ったセファラディ・ユダヤの血統である】の中にその新たな表現形態を見ることができる。彼は今日のネオコンたちにとって歴史上最大の手本となっているのである。しかしながら、ラビたちはユダヤ人国家の設立に常に強行に反対してきた。12世紀にもラビたちは同様の意味でリチャード獅子心王【訳注:第3回十字軍でその残虐さで有名を馳せたイングランド王】の提案をはねつけた。そして長い間その意見を変えなかったのである。シオニストのキリスト教徒たちはその計画を支持する世俗的なユダヤ人たちと終に出会うために、19世紀、テオドル・ヘルツルの民族主義の登場まで待たねばならなかった。

 ジル・ハミルトン(Jill Hamilton)が指摘するように、1917年にロイド・ジョージ(Lloyd George)とアーサー・ジェイムズ・バルフォア(Arthur James Balfour)卿によって採用されたパレスチナに<ユダヤの祖国>を作る決定は、それは正当化のレトリックを無数に与えたのだが、クリスチャン・シオニストとユダヤ民族主義者の接近による大きな成果以外のものではないのである。[5]

しかしながらこの同盟はある矛盾に突き当たった。キリスト教の反ユダヤ主義である。実のところクリスチャン・シオニストは、最後の場面ではユダヤ人はキリストに対する信仰を持たなければならず、さもなければ地獄に落とされるだろう、と確信していた。つまり良いユダヤ人とはキリスト教に改宗したユダヤ人なのである。それはともかくとしても、短期的に一致する利益がこのタイプの認識に優先させられ、政治的な動きにまで至ったのである。

6日戦争(1967)の間、イスラエルは米国での福音主義シオニスト教団の選挙における重要さを自覚した。そしてその指導者でMoral Majority の創始者であるジェリー・フォルウェル(Jerry Falwell)牧師に対する財政的な肩入れを始めたのである[6]。1978年にフォルウェルは『約束の地』での植樹祭に招待されある森に自分の名をつけた。1979年にはイスラエル政府がその宗教的使命への貢献のために彼に私用のジェット機を提供した。1980年に首相のメナヘム・ベギンはゼエヴ・ジャボチンスキー賞のメダル授与の栄誉を与えた。それは極右主義の思想家の名を冠したものだが、彼に指導されその秘書として仕えたのが他ならぬベンジャミン・ネタニヤフの父親だったのである。【訳注:ベンジャミン・ネタニヤフの父親Ben Zion Netanyahu(元の姓はMilikowsky)イスラエルの歴史家でありジャボチンスキーの個人秘書をしていた。】

▲この同盟は1980年の9月に機構として形作られた。エルサレムをイスラエルの首都とすることを求めるイスラエル議会での投票の際に――これは明白な国際法違反だったのだが――ベギンはエルサレム国際キリスト教大使館(International Christian Embassy Jerusalem)創設のために資金を投入した。この組織は福音主義者の旅行者を増やしユダヤ人移民のための資金源として巡礼から金を集めるものである。その作業を容易にするために、この組織は『領事館』を米国の各州に開いている。
▲1985年8月に、その大使館はこのアパルトヘイト国家の当局者と共に、第1回のクリスチャン・シオニスト世界会議を組織した[7]。その会議はバーゼル(スイス)で、その98年前にテオドル・ヘルツルがユダヤ・シオニスト運動を作った、まさに同じ部屋で開催されたのだ。
▲2003年10月、クリスチャン・シオニストたちはエルサレム会議の中でネオコンと同盟関係を結んだ。その場にはエフッド・オルメルトとベンジャミン・ネタニヤフも出席していたのである。[8]
▲2004年1月5日になってついに、エルサレム会議事務局は(キリスト教同盟会派)Christian Allies Caucus の名の下に14名のイスラエル議会メンバーによる「その目的のための」グループを作り上げたのだ。[9]

 これらの作戦のすべては極めて秘密に包まれた組織Fellowship Foundationの支援によって展開されてきたものなのだが、その組織は、世界中にあるキラ星のごとき福音派教会のグループを監督しそれにペンタゴンから出る資金を与えるのである。[10]


●この二つの同盟が持つ神学

ジョン・ヘイギー牧師の原点は、福音派の信仰と米国・イスラエルの現実との間に調和をつける、ということに尽きる。すでに1988年には、ヘイギーはモーゼの律法に従うユダヤ人はキリスト教に改宗する必要も無く救済を受けるだろうと断定している。『両者の同盟の神学』がここにある。それによると神はこの二つの選民、つまりユダヤ人および福音主義者と別々の契約を結んだのだ。当初ヘイギー師はジェリー・フォルウェルに拒絶された。ずっと後になって彼はクリスチャン・シオニストの事実上のスポークスマンになるために再び受け入れられることとなった[11]。この軌跡と彼の思想的な新展開は彼を、クリスチャン・シオニスト運動のイスラエルが好むように大衆を誘導するグループへの変身にとって、理想的な人物に変えていったのであった。

http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/tree390.jpg
《写真説明:CUFIのメンバーを指導するリック・サントラム上院議員》
【訳注:このリック・サントラムは福音派ではなくカトリック教徒でオプス・デイの重要な関係者である。以下を参照のこと。】
・・・・http://asyura2.com/0505/cult2/msg/543.html
・・・・米国の宗教ゴロ(オプス・デイ、原理主義者、シオニスト)集団、最高裁長官任命に圧力

2006年1月7日、ジョン・ヘイギー師はテキサスで米国の福音派400名の牧師による会合を主催し、一つのクリスチャン・シオニストの機構を立ち上げる見通しを語った。同時にキリスト教大使館と共に雑誌JP Christian Editionの創刊もである。この雑誌は2ヶ月に1度の発行でエルサレム・ポスト紙の付録として配布される。エルサレム・ポストはネオコンの新聞であり、その編集長アヴィヴ・ブシンスキー(Aviv Bushinsky)は以前ベンジャミン・ネタニヤフ首相の新聞・広報関係補佐官であった。この雑誌は、ガリラヤの福音派遊園地についてとかイランとその軍装備、ハマスやヘズボラーなどが代表する脅威だとかのごちゃ混ぜである。同時にまた、聖書を歴史的・社会的なコンテキストの中で分析し聖書時代のイスラエルを神話として語る欧州の大学を非難している。

そのことが新たな使命にとっての支障になることはありえない。ヘイギー師の狂信主義はイツァーク・ラビン暗殺に対する賞賛を書くという手段を使ってリクード党員の心を引き付けているのである。彼はラビンに対して『約束の地』をちっぽけな値で売り飛ばしたと非難するのだ。[12]

このクリスチャン・シオニストの機構は2006年7月18日に、ワシントンのミルトン・ホテルで行われた3500名の福音主義者の牧師と責任者たちのバンケットの中で誕生した。つまりイスラエルによるレバノン侵略開始の5日後である。ジェリー・フォルウェル牧師に加えて、数多くの米国議員たち(サム・ブラウンバックSam Brownback、ジョン・コーニンJohn Cornyn、ケイ-ベイリー・ハッチソンKay-Bailey Hutchison、リック・サントラムRick Santorumの各上院議員およびヘンリー・ボニラHenry Bonilla下院議員など)や、イスラエル大使のダニエル・アヤロンDaniel Ayalon、元参謀総長のモシェー・ヤアロンMoshé Yaalonたちがその席についていた。新たな機構は「イスラエルのためのキリスト教徒連合(CUFI)」と名付けられた。[13]

ことのついでに、CUFIメンバーの議員たちは下院の議会の中に「イスラエル同盟会派(Israel Allies Caucus)」作っているのである。これはイスラエル議会の本部に事前に作られた「キリスト教同盟会派」の焼き直しであろう。この「イスラエル同盟会派」は共和党のデイヴ・ウェルデン(Dave Weldon)および民主党のエリオット・エンゲル(Eliot Engel )が共同代表を務めるものである[14]。類似の議員グループはフィリピンと韓国で作られつつあるのだ。

ジョン・ヘイギー師がこの集団の小帝国を率いる卓越した説教師であるとはいえ、CUFIのナンバー・ワンの思想家は彼ではない。このクリスチャン・シオニストの機構を率いるのはデイヴィッド・ブログ(David Brog)なのだ。彼はシオニスト・ユダヤ議会の補佐官であり元イスラエル首相エフッド・バラクの従兄弟である。数多くの民主党議員たちがそのメンバーにいるといっても、CUFIはおおよそ共和党員だけのために運営される。ホワイト・ハウスとCUFLの間にある緊密な関係は有名である。それは米国議会である決議案採択に重要な役割を果した。それは『イスラエル国家に対する最近の攻撃』を非難し『テロリストとそのパトロンである国家群をこれらの攻撃に責任あるものと見なし、イスラエルの自衛権を支持する』というものだ[15]。それはAIPACによって草稿が作られ、下院では410対8で、上院では満場一致で採択されたものである。それと同時にCUFIとイスラエル同盟会派は115名の下院議員に対して、シリアに対する制裁措置を強化するためのブッシュ大統領に対する勧告文書に署名するように説き伏せた。

大中東構想モデルに対して福音派が引用しているマタイ伝24章の『産みの苦しみ』という表現を打ち出したのはデイヴィッド・ブログである。現在行われている戦争に引き続いて新しい世界が現れるであろう。次のように言ったのはイエスではなかったのだろうか? 『多くの者が私の名を名のって現れ、自分がキリストだと言って多くの人を惑わすであろう。また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい。あわててはいけない。それは起こらねばならないが、まだ終りではない。(・・・)しかし、これらのすべては産みの苦しみの初めである。』この表現は、福音主義者たちがネオコンの政治に結集させるために、コンドリーサ・ライスが再び採用したものである。[16]

『イスラエルは我々のために仕事を行いそして自由な民のために振舞う。その敵どもは米国にとっての敵でもある。その戦いはより広範囲の戦争の一部を為しており、悪に対抗する善の勢力であるユダヤ・キリスト教文明に対して放たれるものだ、ということなのだ。イスラエルはテロリズムとの戦いの最前線に立っており我々はそれを援助する以外のことはできないのである。』デイヴィッド・ブログは数日前にAFPに対して以上のように語った。[17]

デイヴィッド・ブログの作業は何よりも、何世紀にもわたるキリスト教徒の反ユダヤ主義を忘れさせて、ユダヤ人とクリスチャン・シオニストたちを近づけることにある[18]。2年前にメル・ギブソンの映画「キリストのパッション」を賞賛した国では、それは容易なことではない。その映画はユダヤ人をキリスト殺しとして描いていたのだ[19]。2006年の5月にブログは「イスラエルと共に立つ:なぜキリスト教徒はイスラエルを支援するのか」という試論を発表した[20]。この試論の中でブログは好き勝手に歴史を取り上げ、米国が第3帝国を打ち倒しイスラエル国家の創設に投票したときにこの二つの民が和解した、と断言した。

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《写真説明:CUFIの会合で、キリスト教徒編集者スティーヴ・ストラング、歌手のパット・ブーン、牧師ジェリー・ファルウェル。》


●CUFLの衝撃

 ジョン・ヘイギー牧師は例外的ともいえる通信メディアを準備した。福音派教会の世界的な放送網を持つTBN(Trinity Broadcast Network)を通して1日に2回のトーク・ショーを行っているのだ。この番組は衛星放送で世界に発信され、全米9千2百万の家庭で見ることができる。TBNは常にイスラエルとの関係を保ってきており、アパルトヘイト時代の南アフリカの政府ともつながっていた[21]。ヘイギー師は月刊誌Charismaを編集する友人スティーヴ・ストラング(Steve Strang)の編集員との対談も行っている。

http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/five200.jpg
《写真説明:2004年の11月にジョン・ヘイギーは、イスラエルの子供とユダヤ人移民のために2枚の百万ドル小切手を切った。》

 ジョン・ヘイギーは財政的には何一つ問題を持たない。2000年に彼は、テキサス・イスラエル農業基金が運営するBracktteville(テキサス)を550万ドルの値段で買い取った。これを彼の友人たちが受け取ったのだが、彼らの飛行機は自分の飛行場から飛び立つのである。2001年にこの宗教指導者が神から与えられた給料は125万ドルに上ったのである。[22]

 ケヴィン・フィリップスは投票行動に関する米国で最高の社会学者の一人だが、ブッシュ政権は三つの社会的集団の師事に支えられていると断言している。石油資本、福音派関連、そしてクレジットで生きる退職者である[23]。福音派教会の支援による共和党の優越さの代替とするためにワシントンの政治に都合の良い神学の進化が決定的になっている。

 CUFIがその目的を達成したと確認するにはまだ早すぎる。しかしながら、レバノンを血まみれにする行為を前にして、世論調査によると米国人の68%が自律的にイスラエルに同情を感じ、63%がブッシュ政権はイスラエル軍への軍事支援を維持・強化しなければならないと確信しているのだ。[24]


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【脚注】

[1] 仏語ヴォルテール2003年4月3日、Thom Saint-Pierre著”Les fondamentalistes pour la guerre” http://www.voltairenet.org/article9446.html
[2] “Jerusalem Countdown: A Warning to the World...the Last Opportunity for Peace“ by John Hagee, Frontline ed., 2006.
[3] キリスト教徒にとって反キリストは、その登場がキリストの再臨に先立つものであり、その目的は信者たちを惑わすことである。反キリストの呼び名はキリストに敵対する人物を指すものでもある。
[4] «Pastor Strangelove», by Sarah Posner, American Prospect, 6-6- 2006.
[5] “God, Gunns and Israel: Britain, the First World War and the Jews in the Holy Land,” by Jill Hamilton, Sutton Publishing, 2004.
[6] “Jerry Falwell: An Unauthorized Profile”, by William Goodman and James Price, Lynchburg, 1981.
[7] “Prophecy and Politics, Militant Evangelists on the Road to Nuclear War”, by Grace Halsell, Lawrence Hill & Company, 1986. 著者はジャーナリストとして議会に臨んだのだが、米国大統領リンドン・ジョンソンのための文案作成者であった。
[8] 仏語ヴォルテール2003年10月17日、 «Sommet historique pour sceller l’Alliance des guerriers de Dieu»  http://www.voltairenet.org/article10834.html
[9] «The Judeo-Christian Alliance - Is the Messianic Era Beginning?», by Victor Mordechai, Israel Today Magazine, 2-16-2004. このグループの統率者は上院議員でエルサレム会議事務局のメンバーであるユリ・シターン(Yuri Shtern)。
[10] このテーマについては「平和の枢軸会議」で展開された、ラテンアメリカとアラブ世界と黒人アフリカにおける福音主義の浸透に関する3つの提示を見てもらいたい。また次を参照のこと。英語版ヴォルテールThe Protestant churches and the US game in the Arab world http://www.voltairenet.org/article131495.html 2005年11月14日
[11] フォルウェルはヘイギーに対する非難を1994年5月6日にLiberty Flame誌上に「ジョン・ヘイギー:異端者か?」の題名で掲載した。そこでヘイギー師の個人生活への批判を繰り広げたのだが、彼は思春期の少女と結婚するために最初の妻と離婚したのだ。和解は2002年7月4日に自由大学(Liberty University)で行われた会議の場で為された。次を参照せよ。«Falwell festivities have surprise guest», by Julia Duin, The Washington Times, 7-3-2002, & «Old foes Falwell, Hagee defuse fireworks ar ‘old-fashioned fourth’», Church and State, 9-2002.
[12] “The Beginning of the End,” by John Hagee, STL, 1996.
[13] «Christian group to advocate more support for Israel», by Julia Duin, The Washington Times, 7-13-2006. «Evangelical Christians plead for Israel», by Richard Allen Greene, BBC, 7-19-2006.
[14] «Congress forms Israel Allies Caucus», by Edgar Lefkovits The Jerusalem Post, 7-27-2006.
[15] Resolution HR 921 of July, 20th, 2006.
[16] 英語版ヴォルテール”The Neo Conservatives and the Policies of Constructive Chaos” by Thierry Meyssan, 7-25- 2006. http://www.voltairenet.org/article142429.html
[17] «Pour des évangélistes, la guerre au Proche-Orient est “entre le Bien et le Mal”», AFP, 8-11-2006.
[18] «Birth Pangs of a New Christian Zionism» por Max Blumenthal, The Nation, 8-8-2006.
[19] 英語版ヴォルテール”The Implosion of the Judeo-Christian Alliance” http://www.voltairenet.org/article30107.html 2-23-2004
[20] “Standing with Israel: Why Christians Support Israel,” by David Brog, Frontline, 2006.
[21] “Spiritual Warfare, The Politics of the Christian Right”, by Sara Diamond, South End Press, 1989.
[22] «Critics say John Hagee’s compensation is too high», by Analisa Nazareno, San Antonio Express-News, 6-20-2003.
[23] “American Theocracy: The Peril and Politics of Radical Religion, Oil, and Borrowed Money in the 21st Century,” by Kevin Phililips, Viking, 2006. Kevin Phillipsはニクソン大統領の選挙参謀だった。
[24] CNN世論調査。2006年8月2日と3日に実施。

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